感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tegi
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FGOのワンジナのイベントきっかけで購入。前半はアボリジニへの抑圧の歴史の概要、後半は困難極まる教育の現場レポート。数百の言語が滅びてゆくという現状を前にしては、アボリジニ自身がオーストラリアの掲げる「多文化主義」に懐疑的、というのも頷ける。末尾で日本におけるアイヌ差別へと問題意識が接続される通り、他人事ではない。FGOもたまにはこういう社会・制度によって作られた困難への言及があってもいいのではないかと思った（大抵の苦難が、「人類共通のもの」か「個人のもの」のどちらかになってしまうので）2023/10/06
