内容説明
本書は、今もなお「戦後」という言葉から脱し得ない現代日本の原風景ともいえる敗戦直後にスポットを当て、そこからアメリカの影を意識する現代日本を照射することによって、現代を理解する手がかりを探る上で、敗戦直後に採用された中学英語の教科書『ジャックアンドベティ』をとりあげ、検討する。
目次
1 こだわること(コカ・コーラと社会学的関心)
2 ジャックアンドベティ(ジャックアンドベティ世代;時代を映しだす教科書;あこがれの『ジャックアンドベティ』;英語教科書『ジャックアンドベティ』誕生;実際の『ジャックアンドベティ』 ほか)
著者等紹介
岩本茂樹[イワモトシゲキ]
1952年兵庫県生まれ。1999年関西学院大学大学院社会学研究科博士課程後期課程単位取得退学。現在、関西学院大学大学院社会学研究科研究員。神戸女学院大学文学部総合文化学科、追手門学院大学人間学部社会学科等で非常勤講師。社会学・社会意識論専攻
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