内容説明
不朽の名作『聊斎志異』を生んだ蒲松齢の生涯を語る迫真の伝記!芥川龍之介、太宰治などが魅了された怪異短篇小説集『聊斎志異』。なぜ「孤憤の書」と呼ばれるのか。万年書生聊斎蒲松齢とは、どんな人物だったのか。蒲松齢研究の第一人者・馬瑞芳氏が豊富な図とともに丁寧に解説。
目次
不朽の名作を残した
般陽の旧家
少年、志を得る
苦学と教師生活
宝応県の高官顧問となる
官界を自ら経験する
壮志を抱いて俗世に交わる
科挙の試験場に敗れる
赤貧洗うがごとし
売文と家庭教師の日々
逆境にいるほど優れた作品ができる
綽然堂の塾で教える
平民生活
挙人コンプレックス
孫と顧青霞
朋友の間
生涯を費やした一書
老いて臥す蓬の窓
俚曲と雑音
著者等紹介
馬瑞芳[バズイホウ]
1942年生まれ。中国山東大学教授
岡田陽一[オカダヨウイチ]
1948年東京都生まれ。1972年明治大学政経学部卒。『季刊柳田國男研究』(白鯨社)、『日本歴史地名大系』(平凡社)の編集などを経て、執筆・翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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