内容説明
魚の目は実はとても表情豊か。小さな目の中に壮大な宇宙が広がっているようにも見えます。その宝石のような輝きを愛で、誰の目かを想像しながらページをめくってみてください。美しい“魚の目”ワールドが広がります―。
目次
1章 彩られた目
2章 グラデーションな目
3章 宇宙的な目
4章 隠された目
5章 丸くない目
6章 ワンカラーな目
7章 魚以外の目
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤
54
表紙に魅せられて。本書は、魚の瞳に恋をした著者のこれでもかと目玉ばかり見せつけられる魚の目の図鑑。魚の目の拡大写真をみて見知った魚を想像しながらページをめくるとどの魚の目かがわかるようになっている。そしてそこに添えられているミニミニ解説も興味深い。オーロラのような輝きを宿す宝石のような目のレモンブダイと瞳のまわりに赤や黄色の明るい縁取りをもつアイシャドウのような目のメガネゴンベを実際にみてみたい。魚のことが大好きな著者だから、魚の魅力がジンジンと伝わってくる。お気に入りの魚が見つかるかもしれない1冊。 2022/06/15
G-dark
24
「目は心の窓」という考え方をうまく使って、まさに「目」そのものから興味を引くことにより、魚の可愛らしさ、ヘンテコさ、美しさ、そして生態の特徴を多くの人たちに分かりやすく伝えよう…という魚愛が詰まった一冊。「魚って、目だけでもこんなに多種多様なのか…!」と圧倒されます。青や赤のアイシャドウで目を囲んでいるようだったり、プラズマを発しているようだったり、だまし絵のようであったり。目の持ち主である魚の写真や解説も載っていて、これがまたユニークで読者を全然飽きさせません。2022/03/16
鯖
18
魚の目だけ集めた図鑑。鮫とかエイの目はなんかこええな。グラデーションになったカサゴの目は宝石みたいだった。白目はみんなないけど、ワンカラーだったり、宇宙みたいだったり、みんなちがってみんないい。でも鮫の目はやっぱこわい。2021/12/25
バニラ風味
14
沢山の魚の目を、グラデーションや宇宙的、丸くない、ワインカラーなどの分類で分けて、紹介してくれる図鑑。魚の目が、こんなに美しいとは!まるで宝石のようだと思ったら、「魚目燕石」という熟語があるそうで。魚と猫の目の類似や、皮膚にできる魚の目とはなんぞや、などのあれこれコラムも、また面白い。魚の目を美しいものに例える文章の端々に、著者のロマンチシズムを感じました。著者はセーラー服がユニフォームの金髪男性。ああ、岸壁で幼魚を集めて注目されていた、あの人なのですね。とてもとても見ごたえがある、図鑑でした。2021/12/26
takao
1
ふむ2022/03/14