なぜ日本は変われないのか―日本型民主主義の構造

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なぜ日本は変われないのか―日本型民主主義の構造

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784906732005
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0095

内容説明

なぜ、日本は政権交代しても何も変えられないのか!改革の敵、日本の「官憲主義」を問う。

目次

第1章 「民主的」か「非民主的」かを超えて(正統か異端かを超えて;官憲主義と全体主義;歴史の中の共通パターン;日本に西欧型ファシズム時代はなかった;「暗黙の了解」崩壊の不安)
第2章 「天皇機関説排撃運動」に見る歴史の繰り返し(言論弾圧事件ではなかった;背後にあったものは何か;「教育勅語」という強い根)
第3章 十五年周期で循環する日本人の政治意識(なぜ日本には「終戦祭り」がないのか;「歴史的現在」感覚の欠乏症;終戦と安保の共通現象)
第4章 変革なき組織的家族社会の深層(西欧的正当化と日本的調和;「自由」と「組織」の欠落;変革への摸索)

著者等紹介

山本七平[ヤマモトシチヘイ]
1921年、東京都に生まれる。1942年、青山学院高等商業学部を卒業。野砲少尉としてマニラで戦い、捕虜となる。戦後、山本書店を創設し、聖書学関係の出版に携わる。1970年、イザヤ・ベンダサン名で出版した『日本人とユダヤ人』が三〇〇万部のベストセラーに。以後、「日本人論」で社会に大きな影響を与えてきた。その日本文化と社会を分析する独自の論考は「山本学」と称される。評論家。山本書店店主。1991年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

13
参院選直前の今だからこそ、図書館の背表紙で気になって借りた。著者は1991年に逝去されている。しかし、問いそのものが重要だ。今日の3.11原発事故処理を間違えてしまいかねないので。教育勅語が19世紀末にできた(112頁~)。孝悌、忠君愛国(117頁)。今、日本は単身世帯急増、非正規も増え、生活保護のカットや、無縁社会や孤独死が問題化している。家族がベースとなって機能してきた社会のようではあるが、農村の解体で家族はバラバラになって、豊かさを失ったように思う。システムという概念のない日本とのこと(183頁)。2013/07/17

レコバ

4
個々のセンテンスの文意はとれるが、いくつかの章について章単位で結局何が言いたかったのかが読み取れなかった。総じて言わんとしているのは、近代以降に欧米から輸出した概念や方式を取り込み適用しているように見えるが、内実はよく似た別物でありその結果として不協和を起こしているということだろうか。例としては、システム=組織であり、民主主義、自由といったもの。基本的には時事を取り扱った本がこれだけの期間その鮮度を保ちえることが驚異的だと感じた。2019/10/19

suzuki s

3
オーディオブック。 難しいくて頭にほぼ残らなかった。 目的があって組織を作る西洋と、組織を作ることが目的の日本型の社会2019/04/15

長南 徹

2
なかなか哲学的で良くわからない点が多かったが、日本人は振り返る力が弱いのかなあ?と思った。安保や原発もそうだけど、物事が決まってしまったら、もうおしまいみたいな同じ現象を何回も繰り返している。ちょうど年末の年忘れと同じ感覚で。まあそれが日本人の良いところなのかも知れないけど…。2015/12/27

Taksejimo

2
 現状の民主主義が日本の国情にあっているかについて疑問をもっている人は多いであろう。副題「日本型民主主義の構造」に興味を惹かれたのもこのためであった。この本はあるべき民主主義を説いたものではなく、日本人の政治や思想の性格、特徴やその性格を生み出す原因についての考察が主である。ユダヤ、キリスト教的な世界観と日本人の世界観の対比で日本人の思想上の性格を分析していく過程は、難解な点があっても読み進められる。明治以来西洋の文化を吸収する過程でアジアや日本の伝統から乖離した重要な問題を内包していることが理解できた。2013/05/08

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