内容説明
あの「キャン・ユー・スピーク甲州弁」の五緒川津平太と甲州の「逆襲人」たちが、智恵をしぼって提案する、山梨を活性化させるノウハウ!
目次
第1章 五(緒川)・三(浦)トーク―小さい、地味、目立たない!“謙虚”な市民視点の山梨論
第2章 ご先祖さまは偉かった!歴史・伝説・お宝文化・伝統工芸・発祥の地
第3章 地元民でも意外と知らない、実は「日本一」
第4章 世界に誇るやまなしの食材・郷土料理
第5章 こんなにあった活性化のアイデア「山梨の逆襲」への提案
第6章 山梨の逆襲人座談会―離れて俯瞰するわが郷土。だから、山梨に暮らしてヨカッタ
著者等紹介
五緒川津平太[ゴッチョガワツッペエタ]
1958年生まれ。甲州弁愛好家。都内デザイン事務所勤務を経て、90年帰郷。忘れられつつある甲州弁の発掘・リサーチ・普及につとめ、執筆や講演でも活躍中
三浦えつ子[ミウラエツコ]
1958年生まれ。フリーライター。都内の広告代理店勤務を経てフリーランスに。企業情報誌、web.コンテンツ、イベント、食に関わる書籍などの企画、編集、インタビュー取材などを担当。2001年富士吉田市へ転居。ライターとしての活動と並行して、小さなベイキングサロンを主宰。「おうちパン」を焼き、やさしいパン&料理レシピを開発中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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roatsu
16
先日登山で訪れた初狩のコンビニにて購入。こういう本にご当地で遭遇できることはなかなか心躍るものがある。のっけから個性的な二人の山梨トークが展開されるが、ややくどくてもまじめで深い郷土への愛が感じられ素敵。全編通し改めて様々な山梨の良さ、凄さなどが面白おかしく再発見できた。読むと日本の他地域の長い歴史と固有の風土で形作られた個性にも思いが及ぶ。過疎、少子高齢、産業衰退等ネガティブ要素ばかり叫ばれるが、地域が今持つ無二の個性を再発見し、大都市圏が本来は羨む様なその価値を発信できればまた風向きも変わると思う。2017/04/21
Humbaba
6
郷土のことを大切に思う。そう考えられる地元があるというのは、とても幸福なことである。ずっと同じ場所に住み続けていると自分たちの特殊性を認識することが出来ないので、折を見て外と触れてみる。それがあまり良い気持ちではなかったとしても、その経験は決してマイナスにはならない。2016/11/03
Humbaba
6
その場所に住んでいるからといって、その土地のことをよく知っているとは限らない。また、その土地自体はよく知っていても、それが当たり前となっており特別なものではなくなっている可能性もある。いくら価値があったとしても、それをアピールしなければ周囲には伝わらない。そこで生まれ育った人間ではないからこそ、伝えられる魅力も存在する。2014/07/09
concreteseijin
1
世界一子供と年寄りにお金を懸ける県(自負)。2015/09/13
おとや
0
五緖川氏の今までの本とは異なり、方言だけではなく、山梨の良い所を珍説も交えて紹介したり、県内で面白い活動をしている個人を取り上げて紹介している、意外と真面目な本。国中を五緖川氏、郡内を三浦女史が担当しているという構成。2014/10/10