飢餓陣営叢書<br> “戦争”と“国家”の語りかた―戦後思想はどこで間違えたのか

個数:

飢餓陣営叢書
“戦争”と“国家”の語りかた―戦後思想はどこで間違えたのか

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784905369752
  • NDC分類 121.6
  • Cコード C0336

内容説明

戦後日本において戦争責任意識の欠如と国民意識の欠如とは密接につながっていた。それゆえ戦争論では感情的で、不毛な論争が繰り返され、対立するだけの国家観が語られてきた。本書は、吉本隆明、丸山眞男、火野葦平、大西巨人、大江健三郎、松下圭一など戦後日本を代表する論者の“戦争”と“国家”に関する思考に真正面から切り込み、空転する思想の対立を超え、“戦争”と“国家”を語るための基本的な枠組みを提出する。

目次

戦後思想の初心と挫折―吉本隆明の「戦後」
第1部 「戦争」の語りかた(われらが敵、日本軍―戦後民主主義者の「兵隊」像;兵隊、われらが同胞―火野葦平の「戦争」;兵隊たちの抵抗―大西巨人の「戦争」;軍国少年の夢―大江健三郎の「戦争」)
第2部 「国家」の語りかた(大日本帝国V.S.「村=国家=小宇宙」―大江健三郎の「国家」;国家は共同幻想なのか?―吉本隆明の「国家」;憲法―私たちの基本ルール―松下圭一の「憲法」)

著者等紹介

井崎正敏[イザキマサトシ]
批評家。1947年、東京生まれ。東京大学文学部倫理学科卒業後、筑摩書房に入社。「ちくま学芸文庫」編集長、「ちくま新書」編集長、専務取締役編集部長などを経て、2001年に退社、批評活動に入る。この間に武蔵大学客員教授、東京大学・明星大学非常勤講師なども務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hasegawa noboru

0
表題と副題と表紙の胸まである帯のコピー文、活字ばかりからなる装丁が本の中身を良くまとめている。憲法九条、靖国、終戦をめぐって、左右両派の感情的な不毛の論戦がくり返されるなか、やがて戦争を知る世代が少なくなっていけば、現安倍政権の猛進的な(戦争をする国家にしたい)一連の政策に、違和感なく容認する世代が増えるだろう。「鬼畜米英にようちょうを」も「劣国、中、韓、北朝にあなどられていていいのか」も同じ一つの、変わらない国民的心性だ。〈悲惨な体験と憲法九条を結びつけただけの護憲論は柔弱きわまりない。〉2014/05/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7482952
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。