内容説明
「観る人」から「創る人」になるために。ギリシャ悲劇、日本の伝統演劇から、現代演劇、映画、テレビドラマ、CMまで…いまさら人に聞けないドラマ創りの知識と作法、心構えを教えます。
目次
第1章 ドラマは演劇からはじまった
第2章 映像ドラマとオーディオドラマ
第3章 CMもドラマだ
第4章 ドラマって何?
第5章 さまざまなドラマの顔
第6章 ドラマは時代を映す鏡
著者等紹介
森治美[モリハルミ]
脚本家。1947年12月奈良県生まれ。市邨学園短期大学卒。若尾総合舞台社員として舞台照明の仕事に従事後、劇団文学座附属演劇研究所(第9期生)を経て同劇団演出部研究生。1981年3月戯曲『じ・て・ん・しゃ』で1980年度文化庁舞台芸術創作奨励特別賞を受賞し、舞台・テレビ・ラジオなどの脚本を執筆し現在に至る。(協)日本脚本家連盟理事、(社)日本放送作家協会員、(社)日本演劇協会員、日本劇作家協会員、日本大学芸術学部放送学科・非常勤講師、昭和女子大学短期大学部文化創造学科・非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
saladin
3
副題の”知っておきたい基礎知識”通りの内容。基礎的なことだけが書かれているので、本当に”ドラマを創ろう”と思うのならば、それぞれより詳しい専門書なりを読む方がよいだろう。ただ、サラッと読めるので、初心の人が読む分にはいいかもしれない。2022/08/20
すかわら
1
ドラマの基礎的なことが書いてある。小説技法に応用できるかと思って読んでみたが、ほとんど見当違いであった2014/09/17
あきら
1
創ろうと言う割に作り方は書いていない本。「創ろう」ではなくて「基礎知識」にウェイトが置かれているので見読むときは注意。ドラマに関する基礎知識や歴史が中心の本。歌舞伎や狂言から始まる演劇の歴史には結構かなりページが割かれています。広く浅くドラマの知識を得るための本かなあ?2014/07/19
のほほんなかえるさん
0
◆広く浅く網羅的にドラマ創りに関することを述べようと試みた本書。◆前半部。演劇、映像、ラジオ、CMの基礎は改めて確認。◆本当に基本的な事。演劇は場所、ト書き、セリフの三大柱。映像は柱、ト書き、セリフの三大柱。ラジオは音楽、効果音、セリフの三大柱。など。◆後半部は、ざっくりと分けて2つ。◆「ドラマとは何か?」については「人間を描くこと」を推奨。◆あとは本当にざっくりと話題が流れており、タイトルを紹介して「こんな作品があります」といった具合である。◆もう少し突っ込んだ内容でもよかったのでは?と思ってしまった。2015/10/29
甘鯛
0
ドラマは時代を写す鏡である、という言葉が印象に残った。ドラマを創る予定は無いけど。2019/04/25