内容説明
小説にシナリオ技術を活用するノウハウを丁寧に解説。「超短編シナリオ」の実践添削レッスンで創作力がいっきに身につく。
目次
1章 シナリオの発想を小説に「活用」する!(シナリオの基本技術は万能だ;人物造型をする;キャラクターづくり徹底研究 ほか)
2章 シナリオ技術を実際に小説に活かした人に聞いてみよう(特別対談 湊かなえ×柏田道夫)
3章 実践・超短編シナリオを小説に活かすワザ(実作で理解するシナリオと小説の違い)
4章 超短編シナリオで学ぶ徹底創作ノウハウ(アイデアのつくり方;脱「ありがち」の方法;キャラクターと人物関係から始まる ほか)
著者等紹介
柏田道夫[カシワダミチオ]
小説家、劇作家、シナリオ・センター講師。青山学院大学文学部卒。82年、大映企画シナリオコンクール入選。94年、第17回小説CLUB新人賞佳作。95年、歴史群像大賞、オール讀物推理小説新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひよこ
30
シナリオ講座か何かでやった内容をまとめたのかな?実際に受講生(?)から投稿されて添削したものを紹介していて勉強になった。2018/09/13
かふ
16
小説を書き始めて基礎知識的な本を探していたから図書館で借りた本。公募ガイドの創作教室という内容で、市民講座なんかのカリキュラムと同じことをやっているのかもしれない。そういう創作教室出身の作家が多くなることで、またそういう本が読まれる。例えばここでは大江健三郎の小説のようなものは勧めない。芥川賞を取った市川沙央がラノベを書いていたということで、最近のラノベのレベルも凄いかもと思って読んだのだがそういうことだった。次々に量産されるラノベ小説の書き方というような本かもしれない。2023/09/18
及川まゆみ
2
湊かなえさんの対談があったので読んだけど、短くて残念でした。他はシナリオを書く人には参考になると思います。ただ例になるシナリオがかなり短いので、ほんとにシナリオライターになりたい人向けかな。シナリオを楽しみたい人は月刊シナリオの方がいいと思う。2013/05/02
naou
0
キャラクターやストーリーの出し方や練り方が具体的に書いてあるので、その道を目指す方、携わって(行き詰まって)いる方には良い本だと思います。公募の優秀作なども載っているので、こういう考え方もあるのか、と参考にもなります。私はちょうど(原作ではなくドラマですが)『Nのために』にハマっていたので、湊かなえさんがこの手法から小説に挑戦し、作家さんになったというお話はテンションが上がりました。2015/01/12
Shinya Kusakabe
0
『ミステリーの要素はどんなジャンルの作品にもほしい。』どす。 2013/11/03