内容説明
2011年以降、大きな社会問題となった「電気」。再生可能エネルギー普及の課題は?日本の電気料金は本当に高いのか?発送電分離とは一体何か?欧米の事例と比較しながら、電気事業をめぐる世間の常識を問い直す。
目次
第1章 再生可能エネルギー(日本における再生可能エネルギーの魅力とポテンシャル;欧米の事例;日本の取り組み)
第2章 電気料金(電気料金の内外価格差;電気料金制度の論点と課題;電力産業への競争の導入と料金への影響;受給対策の一環としての料金メニューの多様化)
第3章 安定的な電力供給(停電;分散型電源への期待;安定的な電力供給を行う責任)
第4章 これからの電気事業(日本の電気事業の現状と制度改革の動き;海外での制度見直しの事例;今後の電気事業を考える上での論点)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きさ
4
読むペースがゆっくりで1ヶ月かかってしまった!東日本大震災の影響で電力のイメージがマイナスになっていると書かれていた。日本はエネルギーを輸入で頼っているからもっと国内で再生エネルギーをもっと発展させたい。太陽光がもっと普及できたらいいな。日本は他の国と比べて電気代が高いこと。質を良くしつつ低廉を求める。電気事業の規模が大きいほど1つの電力会社に独占した方が費用が安い。これに対して少し疑問が残る(;_;)2016/10/03
Shiori
0
わかりやすく、読みやすいけど最後の電気料金のところとかは冗長なかんじがした。電気事業という題名なのでしょうがないかもしれないけれど。2014/03/07
ロバーツ
0
各国の電気事業をはじめ基礎的なことが網羅されているように感じた。2022年時点では少々古い記載も散見される。後半速読。2022/04/08