内容説明
「あしたこのマフラーをしてそとへいきたいな」おばあちゃんがあんでくれた、あたらしいマフラーをまいて、こうさぎたちは冬の森へでかけていきました。
著者等紹介
わたりむつこ[ワタリムツコ]
1939年宮城県生まれ。東京女子大学日本文学科卒業。「はなはなみんみ物語シリーズ・全3巻」(リブリオ出版)で産経児童出版文化賞、『もりのおとぶくろ』(のら書店)で産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞
でくねいく[デクネイク]
出久根育。1969年東京都生まれ。武蔵野美術大学卒業。『あめふらし』(偕成社)でBIB(ブラチスラヴァ世界絵本原画展)のグランプリ、『マーシャと白い鳥』(偕成社)で日本絵本賞大賞、『もりのおとぶくろ』(のら書店)で産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞。チェコ・プラハ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
60
「ウサギの絵本読みたい」に応えて。4匹の子ウサギとブナの老木のお話。雪が積もった日に、お婆ちゃんが編んでくれた新しいマフラーが届く。早速、外で遊ぼうとするも、外は吹雪。子ウサギたちは、大好きなブナの木の事を心配する。次の日、マフラーをして雪遊びをするウサギたち。そのうち、ブナの老木のところへ行ってみようという事に。真っ白な雪が積もったブナの木に!4本のマフラーを巻きつけると…木が喋った!そして、お礼に雪の花びらをマフラーにつけてくれたのだった。一面の銀世界の下で繰り広げられる、暖かい物語。2017/01/29
yomineko@猫と共に生きる
56
読み友さんからのご紹介の可愛すぎる絵本です🐰おばあちゃんが編んでくれた!私もおばあちゃん、おじいちゃんっ子だったのでおばあちゃんが沢山の事をしてくれました。思い出しますね。優しいこうさぎのきょうだいは森の木が寒そうにしているのを見て、マフラーで温めてあげます。ほんわかとした気持ちにさせてくれる、絵も素晴らしい本です🐰2022/03/12
まきこ.M
31
読友さんのお勧め。1ページ目からやられました。しんしんと山々に降る雪と共に描かれる木々の模様がまあるくて結晶みたい。なによりも淡い青色の豊かな色使い!微妙な混ざり具合で、銀色がかっているような青が好き。こおりのはなびらは本当にきらきらと光りながら舞い踊っているのです。くるくるふわあり、とうさぎの周りで音楽にあわせながら空間をいっぱいにして。地面に寝そべって雪がさらさらと降っているのを下から見上げた時のような何ともいえないふしぎな興奮を思い出しました。はるになったらまたぶなじいの優しい笑顔が見られるよ。2015/02/03
花林糖
26
(図書館本)『もりのおとぶくろ』と同じ4匹のこうさぎ達なのでしょうか。ブナの木のぶなじいとこうさぎ達の素敵な関係に、ほんわか温かくなりました。出久根さんの絵もとても素敵で氷の花びらの舞散る絵が印象的でした。2016/01/17
がいむ
23
おなじく絵本美術館の出久根育原画展にて。4匹のこうさぎきょうだいがいいですね。雪景色がきれいです。2016/10/17