出版社内容情報
岩村太郎[イワムラタロウ]
著・文・その他
内容説明
ソクラテス、プラトン、アリストテレス、ベーコン、デカルトetc.学校の先生は教えてくれない人生の疑問に古代から現代までの哲学者たちが答えをくれる。小学4年生から6年生まで。
目次
第1章 自分についての言葉(勉強ができない;他人と比べて劣等感を持ってしまう ほか)
第2章 友達についての言葉(友達が少ない;友達が他の子と仲よくしているとムカムカしてしまう ほか)
第3章 悪についての言葉(どうしてルールを守らなくちゃいけないの?;だれも見ていなければ悪いことをしてもいいの? ほか)
第4章 生き方についての言葉(どうして勉強しなければいけないの?;苦手なことを諦めちゃダメ? ほか)
第5章 命についての言葉(心はどこにあるの?;花や木にも心はある? ほか)
著者等紹介
岩村太郎[イワムラタロウ]
1955年、東京都大森生まれ。恵泉女学園大学教授、副学長。慶應義塾大学文学部哲学科卒業、同大学院修士課程修了、同大学院博士課程満期退学。エディンバラ大学神学部留学。哲学やキリスト教倫理学を専門とし、抽象的思考能力を身につける教育を目指して学生たちに哲学の講義を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
95
「どうしてルールを守らなくてはいけないの?」「人が見ていなかったら悪いことをしてもいいの?」「どうしていじめはなくならないの?」10歳のこどもより、まさに今読んでほしい大人がたくさんいる。哲学者の有名な言葉も、そういう意味だったのね!と初めて理解に至ったものもあり、ン10歳にもなかなか勉強になった。2020/05/12
けんとまん1007
47
哲学。今、必要なのは哲学だと思う。哲学を持たない・知らない・考えないために、今の形・環境にあるのだと思っている。10歳の君に・・・ではあるが、全ての人に読む価値があると思う。いわゆる当たり前と言われていることについて、改めて考える機会になる。2020/10/27
ポケモントレーナーみゆき
32
【10歳から心を強くする言葉に触れる大切さ】 ~ポケモントレーナーみゆきは、89点の経験値をもらった!~ 子供が思う素朴な疑問、悩みについて哲学者からヒントを得て答えている本。 10歳という多感で心の成長を大きくする時期だからこそ、触れる言葉は大切なのかもしれません。 ポケモントレーナーみゆきは大人である分、10歳の子供の持つ想いに答えられるようにしたいと思いました。 書いてある疑問に、いくつ答えられますか? ★大好きなポケモンに例えると★ アローラサンド 生まれ育った場所の違いで将来も変わる2020/10/18
テツ
12
哲学的な意味で心を強くすること「だけ」を考えると確実に社会不適合気味になってしまうのだけれど、何かと対峙したときにそれについて非人称的に無時制的に思考することができるテクニックと心構え(としか言えない)を育むことは、確かに現実社会の中を生きる上でも力になるのかもしれない。ただ心を強くするというよりも、わりと何もかもに感情移入がしづらくなり、不感症気味になるといった方が正しいと思うんだよな。それは決して悪いことではないのだけれど。2023/02/23
pettyori1
10
図書館で借りて即、手元に置いておきたいとねだられ購入しました。 心を強くしたいようです。2021/10/31