殺人犯を裁けますか?―裁判員制度の問題点

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  • サイズ B6判/ページ数 209p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784903186368
  • NDC分類 327.6
  • Cコード C0032

内容説明

いま、なぜ、裁判員制度なのか?この裁判員制度は、主権者たる国民と民主主義に対する、明らかなる「挑戦状」だ。

目次

序章 いま、なぜ、裁判員制度?(裁判員法とはどんな法律なの?;裁判員ってなにをするの?;国民の「無関心」が生んだ裁判員法)
第2章 そもそも裁判制度ってなに?(現在の裁判制度;陪審制と参審制とはどう違うの?;「司法の独立」は歴史の贈り物)
第3章 問題だらけの裁判員制度(制度上の問題点;運用上の問題点;広報・世論調査からの問題点)
第4章 誰のための制度なの?(裁判員法成立の背景;妥協の産物としての「裁判員制度」)
第5章 私たちが参加する制度って?(国民の司法参加の形を考える;国民の司法参加と憲法;司法参加の現状と新たな試みの可能性;民事訴訟事件への国民の参加)

著者等紹介

田中克人[タナカカツンド]
昭和18年5月22日生。昭和42年、明治大学法学部法律学科卒業。社団法人福祉社会研究所理事長、財団法人濱野生命科学研究財団理事長、社団法人日本フィランソロピー協会副会長、財団法人さわやか福祉財団評議員、財団法人伊藤謝恩育英財団評議員、社会福祉法人創生評議員、国民政治研究会理事長。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アルゴン

1
★★★☆  なかなか見えてこない法律成立の裏側の部分までを詳細に論じつつ、裁判員制度の問題点について言及しています。最近の法律の決められ方が往々にしてこういうものだというのもそこまで違和感できず納得できる今の世の中が怖い。2010/02/14

kakaka@灯れ松明の火

1
タイムリーかなと裁判員参加の裁判開始日から読み始めました。2年くらい前に出版されているようで、裁判員が始まる前に国民主権のもとで制度停止しよう!という主張がメインです。とはいえ、制度についての説明や成立過程から制度自体の問題点がコンパクトにまとまっています。この本を読んで初めて知ったこともありました。私が知らなさすぎ・・・?2009/08/11

ybhkr

0
裁判員制度に反対の立場から書かれた本。司法に詳しくないひとでも一気には読めなくても、じっくり読めばわかるように書いてあるとか。2007年発行だが、2016年を終えようとしている現在でもこの制度についてはあまり進展がないように思える。逆に進展があったとしても多くの裁判員に選ばれる可能性がある国民には届いていないのではないか。好評の家庭裁判所の調停委員に関しても年代や個人の裁量を感じるケースは多く、不快な思いをした話も少なくはない。法律とはなんなのか?不快な思いをするしないの線引きとは?むずかしすぎる。2016/11/01

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