目次
第1部 近代津軽の文化人と自己認識(辺境意識とアイヌ史―津軽言説のなかの歴史認識;津軽作家の周縁意識―言語学的視点からの一考察;北畠八穂の文学における津軽―他者と出会う場所 ほか)
第2部 オタゴの周縁性と文学者(南島の周縁性とジャネット・フレイムの文学―自叙伝と『包囲の状態』を中心に;ジェイムズ・K.バクスターとダニーディン―死と再生の二年間;始まりの場所としてのダニーデン―ルース・ダラスと距離の問題)
第3部 周縁地域に生きる人々と自然・産業・文化(「リンゴ伝説」を考える―文明開化期津軽のウエスタンインパクト;オタゴの華僑・華人たち―周縁化された人々の悪戦苦闘;周縁地域の音楽―ダニーディンと津軽地方 ほか)