内容説明
就職活動に挑む若者たち、いま、その意味を問い直す人たちへ。九十九歳の現役医師の提言。
目次
未知に挑む(変化を恐れない;挫折や失敗をプラスの体験に転換する;意味は時間をかけて問う;行動が視界を開く)
天職をつかむ(偶然をチャンスに変える;くり返しを力に変える;自分を表現する)
しなやかに備える(生きかたのモデルをもつ;決断のプリンシプルをもつ;パッションを燃やす)
著者等紹介
日野原重明[ヒノハラシゲアキ]
1911年10月生まれ。37年京都帝国大学医学部卒業。1941年聖路加国際病院に内科医として赴任。51年米国エモリー大学留学。92年聖路加国際病院院長を経て、現在、同名誉院長、同理事長。98年東京都名誉都民。99年文化功労者。2000年に「新老人の会」を結成して会長。2005年文化勲章受章。現在も医師として活動する傍ら、子どもたちへの「いのちの授業」に各地を廻る多忙な日々を送っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きなこ
15
現在就職活動中で行き詰っていた私にぴったりの本でした。「働くことの意味は、時間をかけて問えばいいのです」この言葉はとても印象的でした。自分はどう生きていくのか、時間をかけてその答えを探していくことが大切。まだまだ終わりは見えないけれど頑張ろうと思いました。そしてカラマーゾフの兄弟も読もうと決意しました。2014/06/14
がっち
5
人生の道はいつも変わるもの。社会に出る前に人生を学ぶことができた。2011/11/25
宏
2
天職や適職がふいに見つかると思っているとしたら、その誤った見通しをすぐに捨てることです。 働くとは果てしない繰り返しのなかに身を投じること。好きとか嫌いとか、気分が乗るとか乗らないといった安易な判断基準を許さない繰り返しのリズムを自分のからだの奥深くに染み込ませることができるかどうか、それが問われるのです。ハタチの人に向けて書かれたこの本の言葉の意味がなんとなくわかってきた40目前の私2014/05/26
アン
2
「人は生きていくうちに、だんだんその人になっていくのでしょう。」この言葉がとても心に残りました。毎日新しく生きる日野原先生らしい言葉だと思いました。
Takuya Tanaka
1
働くということは、果てしない繰り返しのなかに身を投じること。好きとか嫌いとか、気分が乗るとか乗らないといった安易な判断基準を許さない繰り返しのリズムを、自分のからだの奥深くに沁み込ませることができるかどうか。それが、問われるのです。 強靭なよい習慣を、意識的につくっていく努力をし続ければ、やがて仕事のなかに見事な自己表現や自己実現が果たせるはずです。2013/08/24