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接触場面への参加による日本語母語話者と非母語話者の変化

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  • サイズ A5判/ページ数 198p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784901988360
  • Cコード C3080

内容説明

異文化共生を目的とする日本語教育には、正解を習得したりさせたりするのではなく、互いに歩み寄ること、そしてその歩み寄り方を学習することが求められています。歩み寄り方の学習には実際のコミュニケーションが欠かせません。では会話の経験を積むことで具体的にどのような変化が現れてくるのでしょうか。本書では特に話題の選び方、展開方法、転換表現に注目し、経験値の差による違いを考察していきます。その結果から、日本語を母語とする人としない人それぞれの課題を示し、異なる文化をもつ人々が対等な人間関係を構築していくために、より有効な日本語教育を提言します。

目次

第1章 はじめに
第2章 インタビュー調査
第3章 会話データについて
第4章 談話分析:話題転換における言語形式
第5章 談話分析:導入された話題の内容
第6章 談話分析:話題展開における話者間の関係性
第7章 考察
第8章 おわりに

著者等紹介

嶋原耕一[シマハラコウイチ]
国際基督教大学卒業後、東京外国語大学大学院で、修士号(言語学)と博士号(学術)を取得。国際交流基金派遣日本語指導助手(ニュージーランド教育省及び現地中等教育機関勤務)、東京福祉大学非常勤講師、立教大学非常勤講師等を経て、2017年からは現職、立教大学日本語教育センター教育講師。専門は日本語教育、談話分析、会話分析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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