内容説明
病とは人体の昇降・出入障害であり、その調整こそが漢方・鍼灸治療の本質である。治療効果は一段と高まる。
目次
中医学における昇降理論とは何か―その特徴と臨床における意義
中医昇降学説の源流
生命活動の基本形式としての昇降運動
人体昇降運動の中核を担う臓腑
昇降出入運動の経路・門戸―経絡兪穴
昇降運動の失調は病理の要
昇降・出入運動の分析は弁証の原則
昇降・出入運動を調える治療法
薬物運用における昇降浮沈の薬性とその応用
昇降・出入運動を調整する合理的な薬物配合
昇降流注における経絡兪穴の基本的な性能
昇清降濁・出入開闔に基づく配穴処方と刺鍼手技
昇降運動を調整する際の注意事項
著者等紹介
寇華勝[コウカショウ]
1982年湖北中医学院大学院卒業、医学修士取得。1986年上海第二医科大学腎臓専攻にて研修。1990年筑波大学臨床医学系内科教室にて研修。1992年東邦大学医学部内科教室へ移籍、医学博士取得。その後、中国中医科学院客員教授、北京中医薬大学第一臨床医学院客員教授、華中科技大学同済医学院客員教授、湖北中医薬大学客員教授、湖北民族学院客員教授、フロンティア大学臨床教授などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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