出版社内容情報
第1章は英国バプテスト教会における聖餐論争の歴史を詳述する。第2章、第3章は異なる角度から1930~40年代の日本におけるバプテスト教会を巡る諸相を紹介する。第4章はバプテスト草創期における指導者の主著からその神学的特徴を抽出し整理する。
第1章 19世紀英国カルヴァン主義的バプテストにおける聖晩餐論
第2章 熊野清樹を通して見る日本のバプテスト(2)
第3章 信徒の見た教団新生会残留の経過
第4章 トマス・ヘルウィスの『不法の秘密』における神学的理解
目次
第1章 19世紀英国カルヴァン主義的バプテストにおける聖晩餐論(19世紀バプテストユニオン形成とストリクト・バプテスト派の動向;J.C.フィルポット ほか)
第2章 熊野清樹を通して見る日本のバプテスト(2)―神学生時代、小石川教会との関係(福岡神学校から東京学院へ;東京学院から日本バプテスト神学校へ ほか)
第3章 信徒の見た教団新生会残留の経過―向谷容堂日記及び奈良信筆『早稲田教会五〇年史』未発表原稿による(向谷容堂について;奈良信について ほか)
第4章 トマス・ヘルウィスの『不法の秘密』における神学的理解(『不法の秘密』の概要;『不法の秘密』第2章におけるヘルウィスの神学的理解 ほか)