内容説明
一読三嘆?ありそうでなかった、こんな本。謎めいた伎楽面から、猿楽の滑稽、能の幽玄、歌舞伎の破天荒、人形浄瑠璃の情、落語の洒脱、寄席の繁盛。古代から江戸時代までの芸能史を通覧する。
目次
祭祀―儀式から芸能へ
伎楽と舞楽―国家行事と芸能
散楽から猿楽へ―「演技術」の進歩
田楽・猿楽の展開と「能」の形成
観阿弥・世阿弥と能の「大成」
歌舞伎の成立と定着
人形浄瑠璃の成立と発展
近世演劇の開花と近松門左衛門
竹豊両座と人形浄瑠璃の黄金時代
江戸中後期の歌舞伎
落語・講談の発展と諸芸の交流
鶴屋南北と河竹黙阿弥―近世から近代へ
著者等紹介
今岡謙太郎[イマオカケンタロウ]
1964年、神奈川県生まれ。早稲田大学第二文学部演劇専修卒業、同大学大学院修士課程修了、博士課程満期退学。おもな研究テーマは幕末~明治の諸芸の交流、河竹黙阿弥作品の研究。早稲田大学文学部助手、非常勤講師などを経て2003年、武蔵野美術大学助教授。現在同大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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