海に沈んだ故郷(ふるさと)―北上川河口を襲った巨大津波 避難者の心・科学者の目

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  • サイズ A5判/ページ数 204p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784897722634
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C0036

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目次

第1部 石巻市長面 私の被災体験(長面;三月十一日大震災当日;三月十二日野宿二日目;三月十三日野宿の山からの脱出 ほか)
第2部 追波湾、北上川河口周辺における津波の振る舞い(現地調査;海溝型巨大地震と津波発生のメカニズム;津波の実験;まとめ)

著者等紹介

堀込光子[ホリコミミツコ]
1947年生まれ。岩手大学を卒業後、宮城県の小学校教師として指導に当たる。2002年退職

堀込智之[ホリコミトモユキ]
1947年生まれ。北海道大学を卒業後、宮城県の高等学校教師として指導に当たる。自作の造波水槽を使った波の研究で受賞多数。スーパーサイエンスハイスクールや各団体主催の実験教室の講師を務める。工学博士、宮城県物理サークル代表、ベルマーク実験教室講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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百太

28
イベント【東日本大震災・あの日を忘れない】参加中。 震災時、多くの友人知人の励ましや支援を受けたのは筆者の人徳あっての事だと思います。 土地勘のある場所なもので、体験談は絶句する部分が多かったです。 2016/02/26

ao

1
著者は元教師の夫婦で、妻である光子さんにより被災体験が綴られ、夫である智之さんにより科学的見地から津波の記録がなされている。特に光子さんの体験記からは、震災当時の状況や心情がまざまざと伝わってきて、小説のようでありながらこれらがすべて事実なのだと思うと身震いした。震災関連の本をもっと読んでいきたいと思った。2013/05/03

みっちー

1
☆3 千年後のために避難者自身が綴った記録。第三者のコメントがない、事実と感情のみの体験記からは所々涙してしまう。 丁寧なのが冒頭のカラー写真。やみくもに被害を伝えるのではなく、事実の資料写真のようにキャプションがつけられている。家屋が流され、基礎のみが残った写真。止まった時計たち、河口からの距離と状況。 妻の体験記も避難時のこころがまえとして有用だが、科学者の夫による津波の分析や被害の計測も、次の対策に役立ってくれる事を願う2012/02/05

まみか

0
作者の文章、写真から想像する大津波の威力に絶句。引いていく波の力も凄まじい。『その時』の為に今できることを…。2012/04/08

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