遺伝子が明かす脳と心のからくり―東京大学超人気講義録

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784897068824
  • NDC分類 467.2
  • Cコード C0040

出版社内容情報

《内容》 東大にはこんな面白い講義があった!
性格・やる気・不安なども遺伝子が支配していた!?
脳科学の第一線をいく東大教授がやさしく語る!
さらに…,
・風邪薬で寿命が延びる?
・牛乳を飲めば不安解消?
・記憶力を上げる薬?
目からウロコの余談もいっぱい!    

《目次》
第1講義 不安解消に効く遺伝子
不安、怒り、悲しみ、喜びなど、「感情」は遺伝子で説明できるのだろうか。「不安」という感情に焦点をあて、うつ・強迫神経症・PTSDなどが起こるしくみに迫る。遺伝子が感情に影響を及ぼすことが明らかになる!
授業の前に頭の体操/これから話すことをちょっと紹介/今回のお話「感情」/「不安」を定義しましょう/「不安になりやすい」性質とは/感情と関係する物質/感情と物質をむすぶ4つの証拠/うつ病と暴力犯罪者の違い/セロトニンを出す神経細胞/セロトニンで不安解消/理由がないのに恐い/ノイローゼという不安/「せざるをえない」という不安/なぜ「せざるをえない」のか?/PTSDはストレスが原因ではない?/結局PTSDって何だ?/PTSDの原因の一端は脳にある/脳のことがわかってきて今後どうなる

第2講義 気分を変える薬
あるとき統合失調症(精神分裂病)の薬が偶然見つかった。「気分」と「物質」が結びついた瞬間である。カフェインや覚醒剤の働き、気分を変える脳内物質の共通性、その他、風邪薬の意外な効用も紹介!
アレルギーを防ぐ薬から胃潰瘍を防ぐ薬へ/風邪薬が熱を下げるしくみ/かぜ薬が長寿薬?/コーヒーと覚醒剤は紙一重?/ターゲットは同じでも効果は正反対/最初に見つかった気分を変える薬/薬は偶然見つかる/止まらない神経伝達が不安の原因/薬が効くということは…/強迫神経症というもの/不安と強迫神経症の違い/気分に関係する物質の共通性

第3講義 記憶力を高める遺伝子
必要なときに必要なものだけ引きだせる「記憶」。その正体を探る研究は、ついに記憶力の優れたマウスを作り出すまで進んだ。今、記憶のことはどこまでわかっているのかに迫る!
電気刺激で呼び出された記憶/体で覚える記憶と海馬で覚える記憶/記憶力の限界に挑戦!/記憶の正体を発見/頭は使えば使うほどよくなる/記憶にかかわるアミノ酸/記憶できなくする薬/大人の方が劣っている記憶/記憶できないネズミ/賢いネズミ/ネズミの記憶力を測る方法/記憶は環境によって何とでもなる/記憶を消す方法

第4講義 知能を高める遺伝子
知能が高いとはどういうことか。知能には2つの考え方があり、その内の1つがIQ説である。IQは遺伝する可能性があり、IQが高い人たちにはある共通性があった! それを手がかりに「知能」という問題に科学のメスを入れる!
知能は独立したいくつかのものに分けられる/賛否両論あるけど科学的根拠もある/知能を数値化できるIQ説/無から有を生み出す/分子レベルで研究するための壁/IQは遺伝する/人類は賢くなっている/IQが高い人には痛風が多い?/一転して研究ストップ/言語知能にかかわる遺伝子/IQが低い原因遺伝子/生体内スイッチが知能にとっても大事/知能の研究はこれから/最後に大学生のための知能テスト

第5講義 やる気を起こす遺伝子
覚醒剤と非常に似ている物質が脳の中にはあり、どうもこれが意欲に関係しているらしい。そのことがパーキンソン病や覚醒剤などの研究から明らかになり、ついに「やる気のないマウス」が作られた!
喘息の漢方薬マオウの副作用/喘息の薬が覚醒剤へ/非常に似ている脳内物質と覚醒剤/意欲がなくなるパーキンソン病/ドーパミンの異常で落ち着きがなくなる/ドーパミンが出すぎると被害妄想や幻覚症状が出る/多いと幻覚、少ないとパーキンソン病/落ち着きがないマウス/意欲はあったか?/ドーパミンと意欲をむすびつけた最後の証拠/意欲のないマウス/人工合成ヘロインの中の不純物/パーキンソン病の原因はチョコレート?/いや殺虫剤が原因ではないか/幻のパーキンソン病原因物質

第6講義 遺伝子が操る行動
性格・行動はどれくらい遺伝子が支配しているのだろうか。崖の先に立ったりして目立とうとするような、言わば無鉄砲な行動には遺伝子が関係しているのかもしれない。1つの可能性に辿り着くまでを語る!
明暗順応と動体視力の関係/いいバッターのメカニズム/忘れっぽいハエ/ヒトにもある忘れっぽい遺伝子/酒に弱いハエ/もの覚えとお酒の関係/人間の行動パターン/無鉄砲は遺伝する?/無鉄砲が生き残ったわけ/無鉄砲な人の共通性/ドーパミン受容体の個人差/ドーパミン受容体と新奇探求性/リスクの感受性に遺伝子は関与するか/人種差別の無意味さ/一番言いたかったこと
以下略

内容説明

東大にはこんな面白い講義があった!やる気・不安・記憶なども遺伝子が支配していた!?脳と心のサイエンスを東大教授がやさしく語る!さらに、風邪薬で寿命が延びる?牛乳を飲めば不安解消?記憶力を上げる薬?など、目からウロコの余談もいっぱい。

目次

第1講義 不安解消に効く遺伝子
第2講義 気分を変える薬
第3講義 記憶力を高める遺伝子
第4講義 知能を高める遺伝子
第5講義 やる気を起こす遺伝子
第6講義 遺伝子が操る行動
第7講義 事件で考える生命倫理
第8講義 狂牛病のリスク評価

著者等紹介

石浦章一[イシウラショウイチ]
東京大学理学系大学院修了後、国立精神・神経センター神経研究所、東京大学分子細胞生物学研究所を経て、現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。理学博士。1950年、石川県生まれ。専門は、分子認知科学。私たちのこころ(知能、性格、感情)の分子レベルの解明を目指して、アルツハイマー病、トリプレットリピート病の治療の研究を行っており、最終的にはドーパミン関連遺伝子の機能と気質との関係や、知能関連遺伝子を明らかにしたいと考えている
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感想・レビュー

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inami

32
★3.5 脳や遺伝子情報などに少々興味があり読んでみました。本書は20年ほど前に東大の教養学部で行なわれた講義(「心の問題と生命倫理」に焦点を絞った)8回分をまとめたもの。人の喜怒哀楽などの感情は?、不安を感じるというのは?、脳の中の物質がどのような変化を起こしているのか。また、記憶の仕組みはどのようになっているのか、記憶を高めるためにはどうしたらよいのか、等などの疑問に遺伝子の関わりを含め分子レベルで解説しています。生命科学や遺伝子工学の最前線は、今、どんなことになっているかな・・2023/06/27

はーちゃん

11
遺伝の話からニュースの話まで進むところがいい。2020/07/12

ゆき

11
面白い!!タバコを吸う人→知能が低い人って言っちゃうのが怖い、怖い(笑)不明瞭なところばかりの脳を皆が気になるキーワードで解説。パーキンソン病の仕組みや、犯罪者とうつの人の脳内物質について似通ってるが、何処が違うのだろうとか、家族性の遺伝病についてとか、その遺伝病について調べる際に立ちはだかる生命倫理。(子供の遺伝病を調べた時に父親の子ではないと分かった時に伝えるのか、伝えないのか、母だけに伝えるのか、父にも伝えるのか・・・)もっと知りたい!!!2015/04/02

Gotoran

5
遺伝子と脳と心の関係がわかった。生命科学に関する基礎知識が修得できた。何の根拠もない癒しや迷信に振り回されることなく脳と心の関係を知ることができた。2010/05/10

Yuichiro Komiya

4
東大での講義録。気分に影響する薬や遺伝子の話。鬱になったとき、脳の中ではどういうことが起こっているのか?うつ病の薬はどういう作用をしているのか?覚せい剤で頭がすっきりするのはなぜなのか?記憶や知能を高めるにはどうするか、など興味深い話題。「なんでこんなに落ち込むんだろう…やっぱり自分ってだめだなあ…」とか思う時があるけど、「なんだ、単にセロトニンが足りないだけか。」って考えたら、少し気が楽になる。

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