内容説明
おたんじょうびのパーティーに、ジンジャーはクラスのおんなのこをぜんいん、しょうたいしたいっておもってた…たったひとり、ライラ・ブラウニングをのぞいてね。ジンジャーのママは、いった。「ぜんいんをよぶか、だれもよばないか、どっちかよ」ジンジャーはそれで、ぜんいんをよぶことにしたってわけ―そう、ライラ・ブラウニングも。
著者等紹介
マン,ジェニファー・K.[マン,ジェニファーK.] [Mann,Jennifer K.]
文絵ともに手がける絵本作家。建築家として活躍後、子育ての経験から絵本作家を志すようになる。初めて発表した『おたんじょうびの2つのたまご』は、2014年度のボストングローブ・ベストブックリストに入ったほか、同年度のペアレンツ・チョイス・アワードの金賞に選ばれるなどの評価を得た。ワシントン州シアトルの西、ピュージェット湾に浮かぶペインブリッジアイランド在住
石井睦美[イシイムツミ]
作家、翻訳家。1990年『五月のはじめ、日曜日の朝』で、第3回毎日新聞はないちもんめ童話大賞、新美南吉児童文学賞受賞、2011年『皿と紙ひこうき』で、第51回日本児童文学者協会賞、2015年『わたしちゃん』で第26回ひろすけ童話賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
31
「変な子だな」が何かの形でリンクする。きっかけは席が近かったとか、同じ部活だったとか、同じ歌手が好きだったとかかもしれない。けど、みんな知ってる。真の友情って、そんなところからはじまったりするってこと。娘が最初はあまり仲良くなかったはずのクラスメートと里親募集中の猫たちを抱きしめている姿を見ながら、最初の真の友情じゃないのかな、と夫と胸をキュンキュンさせてます。「一人で読むから」と一緒に読んでくれなかった本です。え~ん。2019/09/06
ももたろう
17
ジンジャーの誕生日を心からお祝いしてくれたのは仲良しの友達ではなくそれまで変な子だと思っていたライラだった。苦手だな~と思う相手でも話してみないと分からないことってあるよね。ライラが手作りしてくれたお菓子の卵を包む鳥の巣の材料(紙・テンセル・リボン・糸)のテンセルが気になり検索。『世界で最も環境に優しい製法で作られた木材パルプからできる繊維』とのこと。2020/11/02
いっちゃん
10
お誕生日に呼ばなかったら、ずーっと仲良しになれなかったかもしれない二人。きっかけができてよかったね。2020/08/10
遠い日
8
お誕生会をするにあたって、子どもに大切な経験をさせたママ。ジンジャーの思惑をはるかに超えて、パーティーの流れはどんどんおかしなことに。思い込みや偏見を、自ら覆したジンジャーの素直さは、きっとこのママに育てられた証。いいお友だちができました。2018/11/30
いっちゃん
6
そう、意外と気が合わないと思っていた人が、一番の友達になったりすることあるよね。良いプレゼントもらったね。2019/03/04