目次
コ・プロダクションモデル紹介の経緯と期待(コ・プロダクションモデルへの期待)
翻訳全文「コ・プロダクション」という挑戦―公共サービスの変革のために、専門家と一般市民の対等な協力関係をいかに築くか(公共サービス改革の重大局面;なぜ効率化は効果的ではないか;コ・プロダクションとは何か;コ・プロダクションはどのように効果を発揮するのか;コ・プロダクションではないもの;より少ない費用で多くの成果;コ・プロダクションの次のステップ)
イギリスにおける公共サービスの背景(英国における第三の道とブレアリズムの影響;第三の道と行政;社会企業と社会起業家;第三の道とソーシャル・エクスルージョン Social Exclusion;問題点と今後の方向)
コ・プロダクションと生活臨床(コ・プロダクションの概要;生活臨床の理念と方法;生活臨床に見られるコ・プロダクション―特に「作戦会議」について)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
焼きナス
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難しかったが、最終章に記述されている、生活臨床とコ・プロダクションの関係性を読み、少し理解ができたような気がする。私は生活訓練を受けているが、そこでは3ヶ月に一回「作戦会議」が行われる。そこでは、日々の生活や通所で起こる問題点を、どうやったら解決できるか、支援者とともに考える。そういった意味では、当事者や支援者の持つ潜在能力や活用できる社会資源をフル活用しているとも言える。日本にコ・プロダクションの哲学を根付かせるためには、リカバリー志向の生活訓練が最も導入しやすいのではないだろうか。2018/02/20