目次
“文壇”にとっての“中央”と“地方”、その先の“植民地”
第1部 憧れの“中央文壇”―回路としての“文学懸賞”(日本統治期台湾における“日本語文学”の始まり;『改造』懸賞創作の行先―“文壇”と“懸賞”;懸賞当選作としての「パパイヤのある街」)
第2部 “自律”を模索する“台湾文壇”―“中央”との接続/切断(西川満と黄得時―四〇年代“台湾文壇”を考えるために;青年が「志願」に至るまで―周金波「志願兵」論;新垣宏一「砂塵」論―もてあまされる“皇民化運動”;錯綜する“内”と“外”―四〇年代“台湾文壇”における「蓮霧の庭」と龍瑛宗;“皇民文学”と“戦争”;日本統治期後の日本語作家たち)
日本統治期後の日本語作家たち
著者等紹介
和泉司[イズミツカサ]
1975年生まれ。埼玉県出身。慶應義塾大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。専攻は近代日本語文学及び日本語教育史。慶應義塾志木高等学校、慶應義塾大学、和光大学、聖学院大学、日本大学、横浜国立大学、共立女子大学の非常勤講師を経て、2011年より慶應義塾大学日本語・日本文化教育センター専任講師(有期)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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