出版社内容情報
●内容紹介(版元ドットコムより)
近年とみに注目を浴びている「プロフィシェンシー」という新しい概念とその研究の可能性を様々な角度から論じた論文集である。語学における「堪能度」「熟達度」あるいは、「実力」とも訳されるこの概念が会話、談話(ポライトネス)、読解、作文、言語活動、教室活動、言語研究、第二言語の習得研究、日本語教員養成、さらに、多文化共生という広範なテーマにおいて、どのような意味を持ち、また、どのように教育・研究において実践されるかを、第一線で活躍するそれぞれの方面の専門家が熱く論じた意欲作。
目次
第1部 プロフィシェンシーとは何か(ACTFL‐OPIにおける“プロフィシェンシー”;第二言語習得研究からの視点;『伝達意図の達成度』『ポライトネスの適切性』『言語行動の洗練度』から捉えるオーラル・プロフィシェンシー;社会文化的プロフィシェンシーとは何か―社会的交渉を可能にする公共的プロフィシェンシー試論)
第2部 プロフィシェンシーのインパクト(プロフィシェンシーを軸にした教師教育―OPIの手法を活かして;第二言語習得研究におけるリサーチデザインとプロフィシェンシー;プロフィシェンシー研究と言語研究の接点―間投詞アノ・ソノの考察を通して)
第3部 プロフィシェンシーと教室活動(「話」技能ガイドライン試案;「聞いて話す」プロフィシェンシーとその養成のための教室活動;プロフィシェンシーと書く能力の開発―機能を考慮した作文教育を目指して)
著者等紹介
鎌田修[カマダオサム]
南山大学人文学部・人間文化研究科教授
山内博之[ヤマウチヒロユキ]
実践女子大学文学部国文学科教授
堤良一[ツツミリョウイチ]
岡山大学大学院社会文化科学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Nobu A