内容説明
日系人収容所から米国看護教練生部隊へ。祖国(日本)と母国(米国)との戦い。その狭間で…。これは、19人の二世看護教練生が語った真実の体験。この企画は、2002年、米国看護歴史協会から看護教練生賞を受賞した。
目次
第1章 渡米一世
第2章 米国育ち二世
第3章 開戦の衝撃
第4章 強制立ち退き
第5章 鉄条網に囲まれた街
第6章 収容所生活
第7章 収容所の健康管理
第8章 収容所から看護部隊へ
第9章 二世、看護部隊に入隊
第10章 その後の看護部隊
著者等紹介
ロビンソン,テルマ・M.[ロビンソン,テルマM.][Robinson,Thelma M.]
第二次世界大戦中に看護教練生となり、看護の仕事を始めた。夫が兵役から戻ると、専業主婦となって四人の子供を育てながら、看護の学位を取得するため学校に通う。修士号を取ってから仕事に復帰し、コロラド州とアラスカ州で、小児科の登録正看護婦として特別な治療の必要な子供たちを看護し、その家族の心の支えとなった。23年間にわたり看護の現場で活躍したほか、後輩の育成にも尽力し、引退後は、米国看護教練生部隊について初めて書かれた「Cadet Nurse Stories:The Call and Response of Women During World War 2」(共著)を出版。現在は、夫ディックとコロラド州ボルダー西部の山岳部に住む
福井あや子[フクイアヤコ]
東京女子大学文学部英米文学科卒。バベルの前身の日本翻訳家養成センター(通信教育)英語「本科・英米文学講座」を修了。インストラクターを経て、現在、バベル翻訳大学院(USA)プロフェッサー。「PST試験」「翻訳論レポート」「修了作品」などを担当。1999年国際高齢者年に因んだ論文で、長寿社会文化協力より経済企画庁長官賞を受賞。日本翻訳協会試験委員。日本基督教団本多記念教会オルガニスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。