内容説明
日本語の骨肉となった「漢語」の、歴史と現在。ことばの理解を通して自ら考える術を身につけてほしいとの思いをこめて若者に向けた『漢語の知識』や、長年紙誌に書き続けてきた漢語にまつわるエッセーを採録。身の回りのコトバを軽妙かつ深く解説。
目次
1 漢語の知識(漢語の知識;付 身近な漢語から―『漢語の知識』を語る)
2 中国ことばの散歩(のど元すぎれば;五十にして天命を知る ほか)
3 漢語の散歩道(屁;稲妻 ほか)
4 暮らしの中の漢語(暮らしの中の漢語;帰林閑話)
著者等紹介
一海知義[イッカイトモヨシ]
1929年、奈良市生まれ。旧制高校理科コースへ進んだが、文学への思いが募り、京都大学文学部中国文学科に進学し、高橋和巳らとともに吉川幸次郎に師事。53年卒業後は、神戸大学教授、神戸学院大学教授を歴任。現在、神戸大学名誉教授。専攻は中国文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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