内容説明
気候は人間の歴史に、どんな影響を与えてきたのか?アナール派の重鎮が明快に答える、画期的入門書。
目次
天と大地、神々と人間
気候の歴史はどのようにして生まれたのですか?
気候の歴史の研究方法はどのようなものですか?
気候の歴史家とはどのような人たちですか?
「小氷期」とは何ですか?超小氷期を何と呼びましょうか?
小氷期はヨーロッパだけのものですか?
中世小気候最良期とは何ですか?
クァットロチェントの気象的、気候的特徴は何ですか?
過去五〇〇年間において、他より特に冷涼、寒冷、降雪の多い年が連続する期間を挙げることができますか?
一五七〇年から一六三〇年の超小氷期の、人間に対する影響はどのようなものでしたか?〔ほか〕
著者等紹介
稲垣文雄[イナガキフミオ]
1949年東京生まれ。1974年東京外国語大学外国語学部フランス語学科卒業。1977年東京教育大学大学院文学研究科修士課程修了。1982年パリ第八大学博士課程満期退学。現在、長岡技術科学大学語学センター教授
ル=ロワ=ラデュリ,エマニュエル[ルロワラデュリ,エマニュエル][Le Roy Ladurie,Emmanuel]
1929年生まれ。アナール派の代表的な歴史学者。名門のリセ、アンリ四世校をおえたのち、高等師範学校に進んで歴史学を学ぶ。1955年南フランスのモンペリエ大学に赴任し、近世、近代フランス史を研究、講義。1973年、コレージュ・ド・フランスに迎えられ、現在、同名誉教授、フランス学士院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Sho
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