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クマと少年

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  • サイズ A4判/ページ数 36p/高さ 30cm
  • 商品コード 9784893096319
  • NDC分類 E
  • Cコード C8771

出版社内容情報



アイヌの少年と乳兄弟のクマとの運命の物語。アイヌの最高の神とされるクマを天に帰す儀式を前に別離した2人が、8年後に再会し・・アイヌの少年と子グマは、少年のおかあさんのおっぱいをいっしょに飲んで育った乳兄弟。ふたりは本当の兄弟のようにいつもいっしょだった。ところがある夜、アイヌの最高の神とされるクマを天に帰す儀式〈イオマンテ〉を前に、子グマが姿を消してしまう。お互いを想い、8年の歳月を経て再会したふたりは・・・。

あべ弘士[アベヒロシ]
著・文・その他


内容説明

山の神クマとアイヌの少年をめぐる壮大ないのちの物語。

著者等紹介

あべ弘士[アベヒロシ]
1948年、北海道旭川市生まれ。旭山動物園で25年間働き、現在は絵本作家として活躍。『あらしのよるに』(木村裕一・文/講談社)で講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版文化賞JR賞、『ゴリラにっき』(小学館)で小学館児童出版文化賞、『新世界へ』(偕成社)でJBBY賞、『宮沢賢治「旭川。」より』(BL出版)で産経児童出版文化賞美術賞、など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イスタ

88
大好きなあべ弘士さん&アイヌにまつわる絵本。イオマンテ(クマおくり)の儀式、最近なにかで読んだはず。ゴールデンカムイ?いろんなところに描かれているアイヌ文様がやっぱり素敵。自然と共に生きてきたアイヌ民族の思いや考え方、好きだな。ゴールデンカムイをもう一度読みなおしてみよう。(アイヌにまつわる話が他に思い出せない…)2021/03/28

♪みどりpiyopiyo♪

48
はるがちかづくと きびしかった ふゆのさむさも ようやく ゆるみだす。そんな日、クマ狩りが はじまり、アイヌの男たちは かた雪をふみ 山へと むかう。■アイヌの神事「イオマンテ」のお話を読みました。アイヌにとって熊は神。最高の神が人に肉と毛皮を届けるために熊の姿で神の国から降りてくる。■イオマンテの絵本を何冊か読んでみて、どの本もしみじみと良い絵本♪ この本では 思わぬハプニングがあったり、また、アイヌの人たちも多く住む町で育った 作者のあべ弘士さんの思い出のあとがきも はっとしました。(2018年)2019/03/07

陽子

34
作者のあべ弘士氏が40年間温めてきた物語という。作者が幼い頃にアイヌの方が身近にいらして、そんな交流からヒントを得たとのこと。熊という存在がアイヌ人にとって自然の気高い象徴であることや、「神として」の熊がどんなしきたりで扱われるのかを知った。物語の少年が兄弟同然に育った小熊は「イオマンテの熊」になる。悲しきさだめ。長い月日を経ながら再会した少年と熊。厳かで神聖。森の息吹きや鳥の羽ばたき、弓の音、静けさ。様々なものが伝わってきた。作者「あとがき」もしみじみと読んだ。土地の息吹きを体験してきたからこその絵本。2022/03/21

たくや

32
原画展にて原画を見てアイヌの文化と色彩の鮮やかさに圧倒されて購入した1冊。2020/03/03

クリママ

32
アイヌのクマにまつわる風習について描かれた絵本。厳しい環境の中、長い間伝えられてきた風習について、何か言えるものではないが、私には辛い。2018/12/04

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