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内容説明
間伐材や廃棄物から液体燃料を!京都議定書の第1期約束期間(2008‐2012)に入り、木質バイオマスは世界的にますます注目されている。植物を燃料にすれば、CO2排出量にカウントされないからだ。しかし、日本が最終的にめざす道は、豊かな森を維持しながら、その間伐材や廃棄物から液体燃料を作って利用すること、そのための洗練された技術を開発することだ。
目次
第1部 木質バイオマスを開拓する
第2部 木質バイオマスから液体燃料へ(なぜ木質バイオマスなのか;木質バイオマス実用化へ向けて;メカノケミカルと水熱処理;酵素糖化とエタノール発酵;BTL液体燃料製造プロセスと乾式ガス精製法技術;FT合成触媒の開発とFTディーゼル合成法;経済性・環境性・社会性の評価技術)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はせがーとも
1
木質バイオマスを発電用の燃料や、化学の原料として活用する方法について、技術的なことがよくわかった。事業化するときのポイントが理解できる。2009年の本だけど、2023年と技術的には大まかなところは同じ。一方でバイオマスが求められる背景はだいぶ異なる。当時は京都議定書のため仕方なくと冷めた感じ。2023/04/23
coolflat
0
木質バイオマス“燃料”の化学的な専門的な話になっていて、少々とっつきにくいかもしれない。自分が知りたかった木質バイオマス発電については、後半にちょっと書いてあっただけだった。2012/09/19
うしちゃん
0
地球温暖化は第四期の気候変動内のことで二酸化炭素は無関だけど国際的政治的約束事となった以上、あくまでも技術的に木質系バイオマスからのエタノール抽出を語る。前半は冗長でしたが後半は技術的で難解に。とにかくセルロースの構造はよくわかりました。2011/09/06