内容説明
日本企業が真のグローバル企業になるために、抜本的な本社機能の再構築を提案。
目次
第1部 本社改革の必要性と改革推進のポイント(グローバル化に対応する強い本社機能の構築;本社改革に向けた経営者の強い意志と現場の巻き込み)
第2部 戦略構築と実現機能の強化(事業ポートフォリオ管理機能の強化;クロスボーダーM&Aによる事業構造の転換;新規事業開発における本社の役割;製造業に求められる「事業開発」型ビジネスモデルへの転換;グローバル本社におけるマーケティング機能の強化;新興国事業における本社の役割)
第3部 戦略実現を可能とする基盤構築(コーポレートガバナンス強化のあり方;グローバル戦略の実現に向けた業務ガバナンス機能のあり方;グローバル化に伴うリスクへの対応強化;グローバル戦略を推進する地域統括機能のあり方;グローバル人材基盤の構築)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kohn
1
こちらも業務での参考書籍として購入の上、読了。 NRIさんの公開されている各ドキュメントで、GHQ、RHQなどの役割分担での説明が参考となり、この本を購入しました。 2014年10月に発行されており、アベノミックス以降のビジネス要件も取り入れています。コーポレートガバナンス、クロスボーダーM&A、リスクマネージメント、人材基盤の構築など一通り触れられており、参考になりました。 編著の青嶋様と実際にお会いしたところ、浜松にも高校生時代おられたとかで、会話が弾みました。2015/12/24
h t
0
ちょいと難しい2015/04/12
万葉集
0
日本企業は事業の成長を最大の目標とし、個別最適からの全体の成長をしてきた。そのため、事業サイドが意思決定しやすいように権限委譲を進め、遠心力による会社マネジメントをしてきた。これは海外進出も同様である。しかし、それが結果的に本社から見えていないところで個別化•全体の中での肥大化や重複化し、非効率化やリスクに繋がっている。そのため、重複機能を中心として本社がコントロールし、一方で現地に任せる役割を定義した上で、求心力を使ったマネジメントが必要。さらに、参入段階に合わせたアプローチ方法が必要2022/10/23