内容説明
国会や地方議会で議員を減らす政治や行政は、新自由主義的政策の強行を抑えることはできず、全国的に貧富の格差を生み出し国民に「痛み」を押し付けてきた。地方のシャッター通り商店街はその象徴だ。地方議員の定数削減について憲法の議会制民主主義の視点から検討し、最も適合的な選挙制度と議員定数のあり方を提案する。
目次
第1章 国民主権と国会、地方自治と地方議会
第2章 地方議会の議員定数削減の歴史
第3章 都道府県議会の選挙制度・議員定数の問題点
第4章 政令指定都市議会の選挙制度・議員定数の問題点
第5章 選挙制度と議員定数についての憲法論
資料編
著者等紹介
上脇博之[カミワキヒロシ]
1958年7月生まれ。鹿児島県姶良郡隼人町(現「霧島市隼人町」)出身。鹿児島県立加治木高等学校卒業。現職、神戸学院大学大学院実務法学研究科(法科大学院)教授。専門、憲法学、政党に関する憲法問題、国民代表制論、政治資金問題など。1984年3月関西大学法学部卒業。1988年3月神戸大学大学院法学研究科博士課程前期課程修了。1991年3月神戸大学大学院法学研究科博士課程後期課程単位取得退学。1991年4月~1993年3月日本学術振興会特別研究員(PD)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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