出版社内容情報
科学的情報収集のための面接の理論と実践。
内容説明
面接のスキルを求められるすべての人へ。調査のデザインから分析、報告書の書き方まで、全プロセスをわかりやすく解説。第2版では、調査的面接について初版発行以降に新たに気づいたことを加筆した。また、この3年間にインターネットやIC機器の普及がさらに進んで情報環境がますます変化し、個人情報の保護が社会的に大きな問題となっている。調査的面接で扱うデータもまさに個人情報であるという視点から、面接者(調査者)に求められる調査への姿勢についても加筆した。
目次
第1章 調査的面接法とは何か
第2章 調査的面接法の分類
第3章 データ収集法の組み合わせ
第4章 調査的面接法のデザイン
第5章 調査的面接法のガイドライン
第6章 相互信頼感形成の技法
第7章 ノンバーバル・コミュニケーションの技法
第8章 異文化比較における調査的面接の技法
第9章 データ処理の技法
第10章 インフォーマントの権利を守るために
著者等紹介
鈴木淳子[スズキアツコ]
1989年慶応義塾大学大学院社会学研究科博士課程後期課程単位取得退学およびハーバード大学大学院(GSAS)東アジア研究プログラム修士課程修了。東北大学大学院文学研究科教授。博士(文学)。社会心理学専攻
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Re
0
タイトル通り、調査的面接について広く解説されています。ガイドラインなどすっきりしててとても良心的。ちょっと内容は浅いのかなと思いますが、俯瞰にはちょうど良いです。2014/10/19
kuma-kichi
0
良書。 調査シナリオをきちんとまとめてある本はなかなかない、という意味で。ちょっと時代的に古い(電話インタビューとか今はなさそう)箇所があったり、フォーカスグループについて紙面を割いていたりしているが、そこは飛ばして読めばいい。2023/01/04
かか
0
卒論のインタビュー調査のために熟読。内容は、略。質的調査するなら、読むべき良書だと思う。2020/10/02