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出版社内容情報
昔々、おじいさんとおばあさんのもとに、指にも足らないくらいの小さな男の子が生まれました。
いっすんぼうしと名づけられた男の子は、広く世間を見てみたいと思い、京の都へ旅にでます。
およそ6~7才から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
8
先に松谷みよ子さんの「いっすんぼうし」を読み比べたのですが、その一冊の絵を描かれた太田大八さんが、椿原菜々子さんの文章で違う絵本を出されていることに不思議さを感じて、この絵本を手に取りました。 同じ太田さんの絵でありながら、別の世界の絵本になっています。 鬼の世界の話が長く書かれているのは、違う地方の昔話を題材にしているからでしょうか。 いろんなこだわりがあって、昔話奥行きの深さを感じました。 どの本を選ぶかは好みでしょうが、どの本をとってもラストは同じようです。2017/04/28
バニラ風味
8
「花さかじい」に続き、椿原さん文のを読んでみました。こちらに椿原さんのあとがきはありませんが、何処の方言に忠実に書かれているのかな、と思いました。同じ太田大八さん絵の、松谷みよこさん文のいっすうぼうしと比べてみると、文も絵(花、猫、小道具)も細かいです。編集さんが、こだわった所なのでしょうか。また、いっすんぼうしが、その場で鬼退治をしたのではなく、鬼の棲家に乗り込んだ所が、他の絵本とはちょっと違う所です。いっすんぼうしが大きくなった所の挿絵も、太田大八さんの絵のにっけん教育出版社の物と比べると面白いです。2015/02/05
おはなし会 芽ぶっく
5
椿原菜々子さんと松谷みよ子さんの『いっすんぼうし』の読み比べ。絵はどちらも太田大八さんですが、こちらの絵本は方言での語り言葉(どこの方言かは明記なし)や細かい描写などが良かったです。2020/05/13
Misae
1
個人的に、昔話は、こういう語り口調でこういう絵が好きだな。 むかし こっぽり2021/08/29
猫月 さや
0
2012年出版。絵巻物っぽい絵が繊細♪ 某テレビの「日本むかしばなし」を思い起こさせるこの文章は、耳で聞きたい!2012/11/27