グリニッジ・タイム―世界の時間の始点をめぐる物語

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グリニッジ・タイム―世界の時間の始点をめぐる物語

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  • サイズ A5判/ページ数 280p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784887217300
  • NDC分類 449.1
  • Cコード C0022

内容説明

古代ギリシャの月蝕の観察、月距離の測定、そして緯度・経度に関する数学的な理論を打ち立てたプトレマイオスの時代。時は移ってスペイン、ポルトガルそしてオランダのいわゆる大航海時代に至り、航海術向上の必要性に伴なう本格的な天体観測の発展と天文暦の導入、近世に入ってからは、ヨーロッパ諸国間の微妙な利害関係を調整しつつ、大英帝国の威信をかけた王立学士院の支援のもとで王立天文台の設立―チャールズ2世によって最終的に用地として選ばれたロンドン東南部のグリニッジの天文台が設立されるまでのいきさつと、正確な経度を求めたさまざまな人々の努力と、時に愚行の数々を、多くのエピソードをまじえて語る。

目次

第1章 経度の探索―紀元前三〇〇~西暦一六七五年
第2章 天文学者とグリニッジ標準時―一六七五~一七二〇年
第3章 航海者のためのグリニッジ・タイム―一七〇〇~一八四〇年
第4章 グレート・ブリテンのためのグリニッジ平均時―一八二五~一八八〇年
第5章 本初子午線―一七九〇~一八八四年
第6章 グリニッジ標準時―一八八四~一九三九年
第7章 地球より正確な時計器
補遺(カール・カルヴェート)

著者等紹介

ハウス,デレク[ハウス,デレク][Howse,Derek]
第2次大戦中は英国海軍に入隊、航海士となる。1958年、海軍少佐で退役。1963~83年、グリニッジの国立海事博物館の航海および天文学主事

橋爪若子[ハシズメワカコ]
東京生まれ。慶応義塾大学文学部卒業。法政大学大学院人文科学研究科地理学専攻博士課程修了。モントリオール市カナディアン・インペリアル・バンク・オブ・コマース地域開発調査部、オーストラリア在ヴィクトリア州政府事業開発調査部などを経て、元法政大学文学部ならびに国士舘大学文学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kinaba

0
時間は二の次というと語弊があるかもだけど、経度の正確な確定の道具としての正確な時刻の必要性がひたすらあった、という流れ、なるほどだった。2016/06/10

Uzundk

0
時間を知るとは場所を知ることでもあった。 1300年代の航海の時代になると海の上で自身の位置を知るためには、時刻を知ることと星を観測する以外に方法が無かった。 船が一般的になるにつれ、海図やコンパス、時計の不正確さが原因で自らの位置を見失い座礁、沈没する例が増えていく。全ての航海の安全のために。グリニッジの役割は位置を知るための基準点となることだった。 陸上では電車の発達と共に現地時間から、ある基準点での平均太陽時間への以降が進む。 時間という概念の発展がとても面白い2014/06/07

lokkyu

0
本初子午線が設定されるまでの過程と標準時間の統一について書かれていた。経度と緯度が発案されたことにより、航空や航海に、地図の発展に関わっていることがなんとなくわかる。クリニッジ王立天文台に行ってみたくなる。2013/05/18

まなてぃ

0
緯度・経度がどうして必要とされていたのかといった経緯や、どうしてイギリスのグリニッジが0度になったのか、標準時に合わせるために当時の工夫などが書いてある。2012/05/14

もとせ

0
182頁引用【もしも本初子午線が採用されるとするなら、それはグリニッジの子午線でなければならぬ。なぜならば、全世界のほとんどの航海が、グリニッジにもとづいた計算に依存しているからだ…しかしながら、グリニッジ天文台長としての私がこのことを要求していると思われるのは、きわめて遺憾である。グリニッジには、世界の子午線を管理する高い地位を維持するべく最善をつくさせよう。そして、航海暦も最善のものたらしめよう。こうすれば、本初子午線などという虚構の名誉をあえて要求することなしに、我々の努力を結合させることになろう】2012/04/14

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