内容説明
水危機は地球温暖化とともに文明存続の危機だ。具体的事例を通じ、多様なアクター協働による「青の革命」への展望を拓く。日本学術振興会人社プロジェクトの成果。
目次
水のガバナンスとは何か―日本の水管理の歴史と現状、将来展望
川と流域のガバナンス(武庫川での実践―総合的な計画づくりへの挑戦;「物部川方式」を考える―流域連携の新しい可能性)
川と流域のガバナンスと法制度―総合性と国家責任から見た武庫川と物部川
ダム建設と水没移転のガバナンス―開発に求められる新たな価値とは
国際河川のガバナンス(中東―ユーフラテス川をめぐる紛争、その対立点と強調の可能性;アジア―メコン川流域をめぐる紛争と交渉;ヨーロッパ―ドナウ川とダム問題、環境政策と水政治学)
水のローカル・ガバナンスとグローバル・ガバナンス
著者等紹介
蔵治光一郎[クラジコウイチロウ]
1965年生まれ、東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林愛知演習林講師。専門分野は緑のダム論、土地と水の統合的管理、流域圏・河川・水域のガバナンス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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