寿永・元暦の合戦と英雄像

寿永・元暦の合戦と英雄像

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784885821752
  • NDC分類 210.39
  • Cコード C3021

内容説明

源義仲、平宗盛、源義経の三人に焦点。義仲追討戦、一ノ谷合戦、屋島の合戦に関する考察。人物論では、英雄像の是非やそれとの関連性を主な焦点とし、そこから見た源平決戦終盤の諸合戦の真相に迫る。人物論を縦糸とし、合戦経過を横糸として、平安末期、動乱の時代の最終局面、転換点の模様を繰り出そうとする試み。

目次

第1章 忘れられた源義仲像(義仲最期の日の再認識;義仲最期の紆余曲折)
第2章 平宗盛論―『吾妻鏡』所収平宗盛「返状」を基軸として(『吾妻鏡』平宗盛「返状」再考;平宗盛の本質的理解)
第3章 源義経―英雄像の原点(義経登場戦再考;一ノ谷合戦戦略中の義経;屋島の合戦前後以降の義経)
付論 『平家物語』紺掻説話の考察―源頼朝本懐成就の言説を巡って

著者等紹介

渡辺達郎[ワタナベタツロウ]
1960年生まれ。日本中世文学専攻。東京経済大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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