内容説明
さまざまな職業で活やくする知識人・著名人に、この難しい問題について聞いてみました。「私たちはこう思う。キミたちはどう思う?」
目次
生きることにふと疑問を感じたとき―生きるってなんだろう?
生きるのがめんどうだと感じたとき―なんとなくわずらわしいのは、なんでだろう?
つらい気持ちからぬけ出せないとき―生きることからにげられるのかな?
生きるをちょっとだけ深く考えたとき―「生きる」と「生きている」ってちがうの?
生まれてきた理由を考えたとき―自分が生きていることに意味ってあるのかな?
生きていくことに見通しをもちたくなったとき―これから先、生きているとどんなことがあるんだろう?
生き方について考えたとき―「いい生き方」、「よく生きる」ってなんだろう?
死について考えたとき―死を想像することって、むずかしくない?
生きていく先に死があると考えたとき―どうせ死ぬのにがんばって生きる意味はあるの?
死ぬときのことを考えたとき―自分の死は自分で決めていい?
死に方について考えたとき―いい死に方ってあるのかな?
死んだあとのことを考えたとき―死んだあとはどうなるのかな?〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
37
人が生きるうえでの永遠かつ根源的なテーマ「生と死」を、様々な分野で活躍する10名の著名人が、各々の職業的な立場と視点から、思春期の子どもにわかりやすい言葉で説く指南書。前半は、「生きる」「死ぬ」を考えるのはどんな時か? 子どもたちの胸に渦巻く「10の疑問」と、それへの回答をイラスト入りで提示。後半は、著名人の考え方と、コラム2本。「はじめに」で、<「生きる」「死ぬ」に疑問をもつときは、たいてい何かに迷ったときや、悩んだときだと思います>と書き、巻末に「悩みを聞いてくれる相談先」と「おうちの方へ」の記載。⇒2021/11/17
なま
13
★4 生きる為に「好きな事、やりたい事をすればいい」というけど、それが難しかったりする。そんな時に【やりたくない事から考えたら】と視点を変える事や、気持ちを受け入れてくれない人とは距離を置いて良いんだと寄り添ってくれる。また10名の著名人や専門家からのインタビューでは小児科医の学生時代に実習で遺体40体と向き合った経験や、納棺師の死があってからの出会い等、とことん【生きる】と【死】についてわかりやすく感じた事を素直に話してくれている。生きる事から逃げる時にSNS等の危険性、相談窓口等の説明もあり。2021/12/24
ki-luck
8
12歳前後の子ども向けにかいてあるが、大人が読んでも面白い。「優しい言葉をかけてくる悪い大人もいるから気を付けて」と何度も書いてある辺りが子供向け、って感じで良い。サラっと読めるのでオススメ。2022/06/21
ゆうぴょん
3
小4娘。10冊借りた中で一番心に残ったそうです。人の命の大切さと、死ぬまでにきちんと生きることがわかったそうです(本当か?!)10人の有識者(医師・納棺師・哲学者・宗教家…)が解説する「生と死」がわかりやすく書いてあり、大人が読んでも読み応えあり。 自死を責めるのではなく、そのような社会のあり方を考えさせるような書き方が素晴らしいと思う 2022/02/12