内容説明
本書は、ボン教の智慧をベースに、シャーマニズム、タントラ、ゾクチェンの教えを通して、五大元素の完全な調和の道を解説した初めての本。日常生活のなかで実践できる簡単な方法から、深く霊性の道を究めたい人のための修行法まで網羅する。
目次
第1章 五大元素(プラクティスの三つのレベル;聖なるものとつながる ほか)
第2章 シャーマニズムにおける五大元素(五大元素のバランスを司る三つの要素「ラ、イー、セム」;生命力と関連する三つの概念「ラ、ソク、ツェ」 ほか)
第3章 タントラにおける五大元素(エネルギーレベルの四つの象徴「馬と道と騎手と鎧兜」;タントラの特徴 ほか)
第4章 ゾクチェンにおける五大元素(ゾクチェン「大いなる完成」;苦しみが生まれるわけ ほか)
著者等紹介
リンポチェ,テンジン・ワンギェル[リンポチェ,テンジンワンギェル][Rinpoche,Tenzin Wangyal]
インド北西部、アムリトサル生まれ。13歳より、ロポン・テンジン・ナムダク・リンポチェほか多くのラマより仏教、ボン教、ゾクチェンの教えを受け、最高の学位であるゲシェとなる。1988年、ナムカイ・ノルブ・リンポチェの招聘によりイタリアで教える。91年にアメリカへ渡り、ライス大学で比較宗教学を研究。ボン教の教育プログラム構想をもとに、92年、ヴァージニア州にリグミンチャ研究所を創設。アメリカ・ヨーロッパ各地で精力的にスートラ、タントラ、ゾクチェンの教えを伝授。西洋文化への理解が深く、現代人のハートをつかむ教え方には定評がある
梅野泉[ウメノイズミ]
兵庫県芦屋市で生まれる。11歳から13歳までエジプト・アレキサンドリアで暮らす。立教大学英米文学科卒業。美術雑誌編集を経て、コピーライターとして勤務。1985年、チベッタン・ラマに出会いフリーとなり、チベット文化圏を旅する。通訳・翻訳、詩人としての活動のほか「ほびっと村」(東京)で「よみびとの会」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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