古代文明の世界大図鑑―エジプト・メソポタミア・ギリシア・ローマ

ラズボーン，ドミニク【編】〈Ｒａｔｈｂｏｎｅ，Ｄｏｍｉｎｉｃ〉/玉嵜 敦子【訳】

ガイアブックス（2010/10発売）

• サイズ A4判／ページ数 319p／高さ 25cm
• 商品コード 9784882827535
• NDC分類 209.3
• Cコード C0022

内容説明

本書は、主要な古代文明の文化をユニークなアプローチで探求する。イラストに歴史的な絵画を採用し、権威ある専門家によるわかりやすい解説を加えることにより、古代文化を称える書であると同時に、古代史を学ぶすべての学生に有益で貴重な資料に仕上がっている。おもに古代のエジプト、メソポタミア、ギリシア、ローマに焦点を当て、「政府」「社会」「戦争」「宗教」「仕事」「技術」「貿易」「娯楽」「建築」「食物」「服装」、そして「日常生活」といったテーマを順を追って詳解。それぞれの文化の重要な側面を豊富なイラストとともに鮮やかに描きだしている。補足として年表や地図を掲載しているほか、世界で同時期に繁栄したその他の重要な文明を概説。現代の読者を魅了してやまない四大文明をクローズアップしながらも、より幅広く包括的な視点で古代世界を形成した文化をグローバルにとらえた希有な書である。

目次

エジプト、メソポタミア、ギリシア、ローマ（エジプト；メソポタミア；ギリシア；ローマ）
その他の文明（紀元前５００年の世界；西暦１年の世界；西暦５００年の世界）

著者等紹介

ラズボーン，ドミニク［ラズボーン，ドミニク］［Ｒａｔｈｂｏｎｅ，Ｄｏｍｉｎｉｃ］
英国のキングス・カレッジ・ロンドンの古典学部で１９８５年よりギリシア史とローマ史の教鞭をとる。主な研究テーマは、ローマン・エジプト、ローマン・イタリアにおける農業史、ローマ帝国における民間と国家の財政。イタリアにあるローマ時代の村の発掘調査を行ったほか、エジプトのファイユーム南西部にあるグレコ・ローマンの村の研究を指揮した。エジプトやイタリアにおけるローマの土地管理、銀行、経済などに関する著書多数

玉嵜敦子［タマザキアツコ］
関西学院大学法学部卒業。ノンフィクション分野を中心に翻訳活動中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Koichiro Minematsu]

メソポタミア文明で繁栄した都市文明は、神に変わって地上を統治するという政治思想。よってバビロニア三大神(天空神アン、大気の神エンリル、大地と水の神エンキ)を崇めた。そして、シャマシュ、イシュタル。正義の神、愛と戦いの神。もう言わない、西アジアの源流の気がする。

2017/10/24

[takao]

ふむ

2023/02/25

[karasu]

多岐にわたって当時の文化、習慣が紹介されており、分かりやすかった。

2011/06/08

[エンジェル・ハイロゥ]

エジプト･メソポタミア・ギリシャ・ローマといった著名な古代文明について包括的に解説する図鑑。各文明ごとに政治・宗教・娯楽ectなど同一のテーマで紹介しているのでそれぞれの文明の特徴が大変分かりやすい。ただ、アッシリア帝国の説明なのに紀元前１世紀（１０世紀の間違いと思われる）と言う言葉が何度も出てきたり、中世に描かれた古代ローマの想像図（実際のローマと異なる）を説明なしに（巻末の注釈を読んで初めて分かる）乗せていたりするのでその点はちょっと減点。

2010/10/07

[まきにゃ]

★★★★★ ざっくり。おもしろい！

2020/10/07