内容説明
世界の感染症の現状、予防接種の最新情報。ロングセラーの改訂改題版。ジカ熱、重症急性呼吸器症候群etc.の新たに問題となった感染症を追加。2016年10月から定期予防接種ワクチンとなったB型肝炎ワクチン、WHOによる経口生ポリオワクチンの3価から2価への変更、黄熱ワクチンの有効期間の延長など、ワクチンに関する情報を更新。国内外のワクチンを、日本で承認され、市販されているもの、日本で承認されているが、市販されていないもの、海外では使用されているが、日本では未承認で市販されていないものに分類して解説。新開発や開発中のワクチンについての新情報も収載。
目次
第1部 予防接種の知識(なぜ予防接種が必要なのか;ワクチンとは;日本での予防接種の現状;国内外で使用されているワクチンと予防可能な感染症;海外渡航と予防接種;諸外国との接種方式の相違;海外渡航者へのワクチン接種事例)
第2部 感染症の知識:海外でかかる危険がある病気(海外渡航と感染症;病院を受診する渡航帰国者の動向;海外でかかりやすい感染症;感染経路別にみる海外でかかりやすい病気)
著者等紹介
〓山直秀[タカヤマナオヒデ]
1944年東京都生まれ。1968年千葉大学医学部卒業、1972年千葉大学大学院医学研究科修了。国立千葉病院小児科、東京大学医学部附属病院分院小児科を経て、1977年東京都立駒込病院小児科勤務。1978年同病院のワクチン外来担当、1983年同病院小児科医長、2003年同病院小児科部長。2009年同病院定年退職。その後も非常勤医師として同病院のワクチン外来担当。2004年同病院非常勤医師退職
菅沼明彦[スガヌマアキヒコ]
1967年長崎市生まれ。1992年長崎大学医学部卒業。健友会上戸町病院(長崎市)を経て、2001年東京都立駒込病院感染症科勤務。2004年同病院ワクチン外来担当、2007年同病院感染症科医長。ワクチン外来のほか、一般感染症、熱帯感染症、HIV感染症などの診療及び臨床研究担当。2015年末同病院退職。2016年杏林病院(長崎県佐世保市)内科医長。2017年新古賀病院(福岡県久留米市)総合診療科部長。日本内科学会総合内科専門医。日本感染症学会専門医・指導医・評議員
城青衣[ジョウアオイ]
1973年埼玉県生まれ。2000年東京大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院小児科、国立小児病院新生児科、東京都立府中病院小児科、神奈川県立こども医療センター血液科、東京大学大学院医学系研究科、国立がん研究センター研究所、愛育病院小児科、厚生労働省結核感染症課を経て、2013年東京都立駒込病院小児科非常勤医員。2014年同病院小児科医長として同病院ワクチン外来担当。日本小児科学会専門医
中山栄一[ナカヤマエイイチ]
1972年東京都生まれ。1998年帝京大学医学部卒業。2000年小張総合病院小児科医員。2004年博慈会記念病院小児科医長、北里大学生命科学研究所生命科学分子疫学教室研究員を経て、2008年東京都立駒込病院小児科医長。同病院ワクチン外来を担当。2012年より医療法人社団レーヴこどもクリニック小児科理事長院長。日本小児科学会専門医。日本渡航医学学会認定医。日本小児感染症学会編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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