内容説明
土俵上の所作、儀式など大相撲を支える要素、それらの歴史的変遷を解説する8つの章と、大相撲について掘り下げた18の話題、4つの参考資料を掲載。
目次
第1章 番付と力士
第2章 土俵入り
第3章 取組
第4章 行司
第5章 呼出し、床山、若者頭、世話人
第6章 土俵
第7章 協会組織と相撲部屋
第8章 力士とお金
著者等紹介
根間弘海[ネマヒロミ]
昭和18年生まれ。専修大学名誉教授。専門は英語音声学・音韻論・英語教授法。趣味は相撲(特に行司)とユダヤ教の研究。英語テキストと相撲に関する著書は共著を含め、94冊となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きみたけ
16
相撲に関する知識満載の解説本。番付、土俵、取組、行司、相撲部屋、給与など多岐にわたりとても面白かったです。毎日弓取り式を行うようになったのはファンサービスのため、釣り屋根の四隅の房の色で方角が分かるなどなるほどの連発。外国出身力士が活躍すると世間は日本人力士の横綱の誕生を待ち望んだが、貴乃花から次の稀勢の里まで14年もかかったんですね。「横綱」とはどうあるべきか、日本の相撲とは何かを考え出すと相撲の歴史や伝統は実に奥が深く、成り立ちが神事・神聖なるものとなれば他のスポーツような変革は難しいと感じました。2021/03/14
ピオリーヌ
10
これまで行司を中心とする本を多く著してきた著者による相撲解説本。初心者向けの簡単な説明から、相撲に精通している読者向けの深い知識まで様々な内容が盛り込まれている。西方に横綱二人のみ書かれ、大関がいない異例の番付となった昭和30年初場所。この変則的な記載は当時の出羽海理事長の支持によるものだという。特に著者の専門である行司に関しての記述は詳しい。昭和40年代後期に行われ、行司界に深い傷跡を残した行司の抜擢制度についても触れられている。2020/08/29
森田健作
1
マニアックすぎる…!2020/12/22