内容説明
中国の急速な経済発展のもとで生じてきた2000年代初頭の中国社会の変容と現状を、「地域社会」と「生活」に焦点をあてて、実証的に明らかにする。
目次
第1部 中国地域社会の変動(経済転換期における都市化のロジック―開発区・新区の特質;北京既成市街地(胡同・四合院)における居住環境の変容―建国・文革・震災・五輪の激浪をこえて
リーロン(里弄)の再開発に伴う人口移動と郊外核形成―上海市静安区を事例に
中国農村における人口流動と地域コミュニティ―流出地の現状と展望)
第2部 中国の生活変動(変貌する中国の高等教育―急速な大衆化のゆくえ;中国の社会階層変動と「白領」の台頭―「中産階層」の増大と「ホワイトカラー」の労働と生活;中国中間層の消費行動;扶養から見る家族の絆―中国北京市の事例を通して;中国における高齢者間の格差問題と生活保障;北京オリンピック選手村からみた激動の中国)
著者等紹介
柴田弘捷[シバタヒロトシ]
1941年生まれ。現職、専修大学人間科学部教授。専門、労働社会学
大矢根淳[オオヤネジュン]
1962年生まれ。現職、専修大学人間科学部教授。専門、災害社会学・地域社会論・社会調査論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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