内容説明
心理と社会の双の視座から日本人の「生き心地」を学者・論客、現役大学生らがいま、熱く両断する。
目次
第1章 生きるのがしんどい、と言う若者たち(香山リカ)(生存を維持するということ;傷つきやすい若者のこころ ほか)
第2章 ネオリベ改革がもたらしたもの(上野千鶴子)(心理学と社会学の違い;心と社会の変化のシンクロ ほか)
第3章 シンポジウム 生きづらさのゆくえ(無条件の存在承認;豊かさゆえの生きづらさ ほか)
第4章 座談会 私たちの生きづらさ(つながりにおける依存と恐怖;距離感という問題 ほか)
第5章 生きづらさを超えて(嶋根克己)(「生きづらさのゆくえ」から;「生きづらさ」について考えることが生きづらい ほか)
著者等紹介
香山リカ[カヤマリカ]
1960年北海道札幌市生まれ。東京医科大学卒。現在、立教大学現代心理学部映像身体学科教授。臨床経験を生かして、新聞、雑誌で社会批評、文化批評、書評なども手がけ、現代人の“心の病”について洞察を続けている。専門は精神病理学だが、テレビゲームなどのサブカルチャーにも関心を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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