目次
第1章 はるかなヨーロッパに向かって(「白」に表象されるヨーロッパのキリスト教―「アデンまで」;フランス留学と戦後体験―『青い小さな葡萄』)
第2章 西欧との対決―『留学』(ヨーロッパの夢を背負った戦後初の留学生;背教者荒木トマスの造型 ほか)
第3章 “母なるもの”に託された日本のイエス―『沈黙』(「父の宗教」から「母の宗教」への転換;「神の沈黙」が語るものは何か ほか)
第4章 “母なるもの”の系譜(見出された“母なるイエス”―「男と九官鳥」;“私のイエス像”への具現―「私のもの」 ほか)
著者等紹介
辛承姫[シンスンヒ]
1970年韓国生まれ。1999年法政大学文学部日本文学科卒業。2002年法政大学博士前期課程人文科学研究科日本文学科修了(日本文部科学省国費奨学生)。2008年専修大学博士後期課程文学研究科日本語日本文学科修了。現在、専修大学人文科学研究所特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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