大江健三郎論―「狂気」と「救済」を軸にして

個数:

大江健三郎論―「狂気」と「救済」を軸にして

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

  • サイズ A5判/ページ数 238p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784881251881
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C3095

内容説明

本論では、大江健三郎の文学の「狂気」と「救済」という二つの主題をめぐって検討する。大江が小説家としてデビューした一九五七年から、小説執筆に終止符を打つことを宣言し、「しめくくりの小説」である三部作『燃えあがる緑の木』が刊行された一九九五年にかけての作品及びエッセイを対象にして論ずる。

目次

序 「狂気」と「救済」を論じるにあたって
第1章 時代の病―戦争時代から核時代へ(『芽むしり仔撃ち』論―「人殺しの時代、狂気の時代」をめぐって;核時代の狂気―『ヒロシマ・ノート』を中心に)
第2章 心の病―内的な狂気(幻視者の系列―『鳥』『共同生活』『空の怪物アグイー』;『万延元年のフットボール』論―蜜三郎と鷹四の時間意識について ほか)
第3章 個人的な救済(『個人的な体験』論―自己救済をめぐって;『新しい人よ眼ざめよ』―自己救済の物語の完結)
第4章 三部作『燃えあがる緑の木』論―人類救済の物語の完結(「救い主」の新しいギー兄さんの物語;「両性具有者(アンドロジナス)」としてのサッチャンの物語 ほか)

著者等紹介

ウォララック,クラウプロトック[ウォララック,クラウプロトック][Woraluck,Klawploadtook]
1973年生まれ。1995年シラパコン大学英語学科卒業。1998年東京学芸大学研究生(国費留学生)。2001年東京学芸大学博士前期課程教育学研究科日本語日本文学修了。2006年専修大学博士後期課程文学研究科日本語日本文学修了。現在、タマサート大学日本語日本文学の専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NN SS

1
【読む】 飼育、鳥、空の怪物アグイー、共同生活 (万延元年のフットボール) 【エッセイ】 「作家は文学によってなにをもたらしうるか?」(大江健三郎全集 第1期4) 【メモ】 なにごとか狂気めいた暗く恐ろしいものに対抗し、自分の根である小説を書き続けること。大江は狂気を意識していた上で、それに立ち向かって自己救済を探し求めた。

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/937495
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。