内容説明
一連の訴訟記録のなかで、本書においては、最初に、予審の意見書を収録した。続いて、幸徳秋水が今村力三郎先生をはじめ三名の弁護人に宛てた陳弁書の直筆を写真版において、さらに利用者の便を図るために、それを活字に組み直したものを併せて収録した。そして、最後に、大審院における判決書を収録した。
目次
意見書(大審院特別権限に属する被告事件予審掛、明治四十三年十一月一日)
三弁護人宛陳弁書(東京監獄在監人幸徳伝次郎、明治四十三年十二月十八日)
大逆事件判決書(大審院特別刑事部判決、明治四十四年一月十八日)