目次
序章 破壊と再生の物語―「第一次」三部作から「第二次」三部作へ
第1章 「第一次」三部作の世界―『風の歌を聴け』から『羊をめぐる冒険』まで(二つの蘆屋物語―谷崎潤一郎『細雪』と村上春樹『風の歌を聴け』について;『1973年のピンボール』―閉じられた「耳」の物語;『羊をめぐる冒険』―日本的風景の喪失;村上春樹作品の比喩について―『1973年のピンボール』を中心に)
第2章 「第二次」三部作の世界―『ねじまき鳥クロニクル』をめぐって(新たな世界像の獲得―『ねじまき鳥クロニクル』論;夫婦の運命―『パン屋再襲撃』論;夫婦の運命―『ねじまき鳥と火曜日の女たち』論)
終章 物語という権力