内容説明
本書は、筆者が過去に行った犯罪の鑑定のうち八例(多くは危機理論ができていない頃のもの)を危機理論で見直すことによって、理論適用の実際を示そうとしたものである。
目次
序章―札束投げ入れ事件
家庭の負因
発達と発達課題
危機理論とはなにか
大人の愛し方を知らない男
分不相応の夢を追いつづけた男
家族的団らんの夢を求めて
Oの凶悪な犯罪の起源はなにか…
父の愛を取りもどすための破滅?
覚醒剤による二重人格殺人か
金のためか、遺恨からか
恨みの親殺しか、親子心中の失敗か
連続射殺事件
青年期危機による非行
現代社会と危機理論