内容説明
災害から立ち直るとき、なぜ人の絆が力を発揮するのか?三陸・栄村・神戸・山古志・奥尻の被災地から。
目次
第1章 どのような支え合いが行われたのか(避難所の設置と長期化による限界状況;自治組織による避難所の運営―陸前高田市・大船渡市の事例から;避難所をめぐる改善点;コミュニティ保全の仮設住宅を;ボランティア活動が被災地を支える)
第2章 これまでの震災から学ぶもの(阪神・淡路大震災に学ぶコミュニティの復興;中山間地ではなぜ共同社会が大事にされなければならないか?―旧山古志村の経験から(新潟県中越地震)
住宅も民宿も鉄工所も再生してこそ―「奥尻島の復興を考える会」の活動に触れて(北海道南西沖地震))
第3章 被災地で力を発揮するコミュニティ組織(みんなの積極性を引き出すのがコミュニティの力(宮城県石巻市・湊小学校)―庄司慈明さん(湊小学校災害対策本部長)に聞く
地域の力は災害を通じてさらに強くなった(気仙沼市松岩公民館)―齋藤文良さん(松岩公民館長)に聞く
救援物資には順序と季節がある(岩手県大槌町・前浜小学校)
復旧・復興は「我ら相寄り村を成し」の精神で(長野県栄村))
第4章 コミュニティを基盤にした住民本位の復興を(暮らし・コミュニティの再建が土台;協働の力を引き出す復興政策)
著者等紹介
山崎丈夫[ヤマサキタケオ]
愛知学泉大学コミュニティ政策学部教授を経て、特命教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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